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なり‐た・つ【成り立つ】🔗🔉

なり‐た・つ成り立つ】 〔自五〕 ①一人前となって世に立つ。立身する。源氏物語真木柱「人にも―・たむ事かたし」 ②出来上がる。成立する。採算が合う。「契約が―・つ」「その考えも―・つ」 ③事業として続けられる。「商売が―・たない」

なり‐たて【成り立て】🔗🔉

なり‐たて成り立て】 ある職業・地位などに就いて間もないこと。「教師に―の頃」「―のほやほや」

なり‐た・てる【鳴り立てる】🔗🔉

なり‐た・てる鳴り立てる】 〔自下一〕[文]なりた・つ(下二) どなりたてる。わめきたてる。浮世風呂3「―・てにらみつけられ」

なりた‐ふどう【成田不動】🔗🔉

なりた‐ふどう成田不動】 成田市にある新勝寺の通称。 ⇒なりた【成田】

なりた‐や【成田屋】🔗🔉

なりた‐や成田屋】 歌舞伎俳優市川団十郎とその一門の屋号。

なり‐つけ【形付け】🔗🔉

なり‐つけ形付け】 裁縫・手工などで、布・紙などに跡をつけて標しるしとするのに用いる箆へら。かたべら。

なり‐て【成り手】🔗🔉

なり‐て成り手】 なる人。当たる人。また、なりたがる人。狂言、鬮罪人「罪人に―がござらぬ」。「会長の―がない」

なりと🔗🔉

なりと 〔助詞〕 (副助詞)(文語の指定の助動詞「なり」に逆接の接続助詞「と」の付いた形から)一例を示して消極的な範囲で受けいれる意を表す。…だけでも。狂言、餅酒「路次でお茶―申さう物を」。人情本、当世虎之巻「鳥渡ちょっと―爰ここをあけて下さりませ」。「せめてひと目―会いたかった」→なり(助詞)

なり‐どころ【業所】🔗🔉

なり‐どころ業所】 ①田と宅地。仁徳紀「逆流を塞ぎて田宅なりどころを全くせよ」 ②古代、豪族の別宅とその周辺の私有地の称。普通、農園として経営された。田荘。たどころ。舒明紀「蘇我の田家なりどころに退りて、仕へず」

なり‐どし【生り年】🔗🔉

なり‐どし生り年】 果実がよくなる年。また、年切としぎりの柿などの、果実の結ぶ年。↔裏年。→隔年結実

広辞苑 ページ 14783