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な・る【鳴る】🔗🔉

な・る鳴る】 〔自五〕 (「ね(音)」の古形「な」を活用させた語か) ①音がする。響く。万葉集14「伊香保嶺に雷かみな―・りそねわが上には故はなけども子らによりてそ」。源氏物語若菜下「胸つぶつぶと―・る心地す」。平家物語4「矢さけびの声の退転もなく、鏑の―・り止むひまもなく」。「鐘が―・る」「腕が―・る」 ②ひびきわたる。あまねく知られる。「勇名天下に―・る」

なる・い【緩い】🔗🔉

なる・い緩い】 〔形〕[文]なる・し(ク) なだらかである。おだやかである。また、はきはきしない。滑稽本、続膝栗毛「―・くいふとつきあがつて」

なる‐いかずち【鳴雷】‥イカヅチ🔗🔉

なる‐いかずち鳴雷‥イカヅチ かみなり。鳴神なるかみ

なる‐いた【鳴板】🔗🔉

なる‐いた鳴板(→)「見参げんざんの板」に同じ。

ナルヴィク【Narvik】🔗🔉

ナルヴィクNarvik】 ノルウェー北部にある港湾都市。不凍港で、スウェーデンの鉄鉱をここから輸出。第二次大戦の戦場。

なるか‐ならぬか【成るか成らぬか】🔗🔉

なるか‐ならぬか成るか成らぬか】 木呪きまじないのとき木に問いかけて言うことば。

なる‐かぶら【鳴鏑】🔗🔉

なる‐かぶら鳴鏑(→)鏑矢かぶらやの異称。なりかぶら。天智紀「細き響おと有り、―の如し」

なる‐かみ【鳴神】🔗🔉

なる‐かみ鳴神】 かみなり。〈[季]夏〉。万葉集11「―の少し動とよみて降らずとも」 ⇒なるかみ‐づき【鳴神月】 ⇒なるかみ‐の【鳴神の】

なるかみ【鳴神】🔗🔉

なるかみ鳴神】 歌舞伎十八番の一つ。初代市川団十郎自作。1684年(貞享1)中村座の「門松四天王」で初演。能楽「一角仙人」の改作で、鳴神上人が戒壇を設けられないのを怒って降雨の道を絶ったが、雲の絶間姫の女色に迷って呪法が破れるという筋。「毛抜」や「不動」も取り入れて、後世の「鳴神」の定型「雷神なるかみ不動北山桜」(安田蛙文ら合作)が成った。1910年(明治43)2代市川左団次が復活。 →文献資料[鳴神]

広辞苑 ページ 14789