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いわい‐はんしろう【岩井半四郎】イハヰ‥ラウ🔗🔉

いわい‐はんしろう岩井半四郎イハヰ‥ラウ 歌舞伎俳優。屋号、大和屋。 ①(初代)大坂で座元をつとめ、立役の名手。(1652〜1699) ②(4代)江戸の俳優。女形の名手。これより岩井家は女形専門となる。(1747〜1800) ③(5代)4代の子。初め粂三郎。のち杜若。化政期の代表的女形。(1776〜1847) ④(8代)7代の子。4代市川小団次の相手を多く勤めた幕末の名女形。(1829〜1882) ⇒いわい【岩井】

いわい‐び【祝日】イハヒ‥🔗🔉

いわい‐び祝日イハヒ‥ 喜び祝うべき日。祝事のある日。 ⇒いわい【斎・祝】

いわい‐びと【斎人】イハヒ‥🔗🔉

いわい‐びと斎人イハヒ‥ 神を祭る人。古事記「―となりて仕へ奉らむ」 ⇒いわい【斎・祝】

いわい‐べ【斎瓮】イハヒ‥🔗🔉

いわい‐べ斎瓮イハヒ‥ 祭祀に用いる神聖なかめ。神酒を入れる。いんべ。古事記「針間の氷河の前さきに―を据ゑて」 ⇒いわい【斎・祝】

いわいべ‐どき【祝部土器】イハヒ‥🔗🔉

いわいべ‐どき祝部土器イハヒ‥ (→)須恵器すえきに同じ。 ⇒いわい【斎・祝】

いわい‐ぼう【祝棒】イハヒバウ🔗🔉

いわい‐ぼう祝棒イハヒバウ 祝木いわいぎのこと。多くヌルデの木を使う。嫁たたき棒のことにもいう。 ⇒いわい【斎・祝】

いわい‐もの【祝物】イハヒ‥🔗🔉

いわい‐もの祝物イハヒ‥ 祝のしるしの贈物。 ⇒いわい【斎・祝】

いわい‐や【斎矢】イハヒ‥🔗🔉

いわい‐や斎矢イハヒ‥ 合戦の初めに両軍がそれぞれ相手方へ射込む矢。神に祈請し、吉兆を祈って放つ矢。古事記「先づ忌矢いわいやはなつべし」 ⇒いわい【斎・祝】

いわ・う【斎う・祝う】イハフ🔗🔉

いわ・う斎う・祝うイハフ 〔他五〕 幸福・安全を求めて呪術を行い、守るべきことを守る意。転じて、吉事をことほぐ意。 ①(平安であるよう)まじないをする。まじないをして安全を祈る。万葉集5「御心を鎮しずめ給ふとい取らして―・ひ給ひし真珠なす二つの石を」。万葉集19「梳くしも見じ屋中やぬちも掃かじ草枕旅行く君を―・ふと思ひて」 ②(けがれを避けて)身を清める。潔斎する。万葉集15「新羅しらきへいます君が目を今日か明日かと―・ひて待たむ」 ③祭礼をする。また、神として祭る。今昔物語集12「大菩薩の暫くおはしまししによりて宝殿を造りて―・ひ奉れり」。平治物語「建部のみやとて八幡を―・ひ参らせて候」 ④大切にする。かしずき守る。古今和歌集六帖4「渡つ海のかざしにさして―・ふ藻も君がためには惜しまざりけり」 ⑤将来の幸福を願い、めでたい言葉をのべる。古今和歌集「つるかめにつけて、君を思ひ、人をも―・ひ」。「門出を―・う」 ⑥吉事を喜ぶ気持を言葉や動作で表す。賀す。源氏物語若菜下「万才万才と榊葉を取りかへしつつ―・ひ聞ゆる御世の末」。日葡辞書「シャウグヮチノヒヲイワウ」。「入学を―・う」

広辞苑 ページ 1507