はだし‐まいり【跣参り】_‥マヰリ 神仏に願をかけるため、はだしで参ること。 ⇒はだし【跣・裸足】

はたし‐まなこ【果し眼】 相手を打ち果たそうとする決死の目つき。武道伝来記「―にて来る」

はだ‐じゅばん【肌襦袢】 肌にじかに着る襦袢_ジバン。はだぎ。

はた‐じり【旗尻】 旗の末端。旗の下方。

はた‐じるし【旗標・旗印】 ①戦場で、目じるしとして旗につける紋所・文字または種々のかたち。 ②転じて、行動の目標として示す主義・主張。「自由の―を掲げる」

はた‐しん【秦】 中国の「秦」を「晋」（すすむしん）と区別していう語。

はた‐しんごう【旗信号】_‥ガウ 旗を用いて送る信号。旗を掲げて行う信号と手旗信号とがある。

はた・す【果たす】 〔他五〕 ①なしとげる。しおおせる。万葉集3「玉の緒の絶えじい妹と結びてし言は―・さず思へりし心は遂げず」。天草本伊曾保物語「狼…先づ犬どもを生害して、その後羊を食_くらひ―・いた」。「責任を―・す」「宿願を―・す」 ②願ほどきのお礼参りをする。源氏物語澪標「その秋住吉にまうで給ふ。願ども―・し給ふべければ」 ③殺す。しとめる。狂言、千切木「おのれ、―・さいで堪忍がなるものか」 ④(動詞の連用形に付いて)すっかり…する。「使い―・す」

はた‐すすき【旗薄】 穂が高くぬき出て、なびくススキ。万葉集1「み雪零_ふる阿騎の大野に―しのを押し靡_なべ」

はだ‐すすき【はだ薄】 (「旗薄」の転かという) [一]〔名〕 ⇒はたすすき。 [二]〔枕〕 薄の穂という意から「ほ（穂）」「三穂」に、また、その「うれ（末）」の意から「うら野」にかかる。万葉集14「―穂に出し君が見えぬこのころ」「―宇良野の山に」

はた‐すそご【端裾濃】 鎧_よろいの縅_おどしの一種。袖・草摺_くさずりなどを、左右の両端を濃く中央を淡い色におどしたものという。