複数辞典一括検索+

は‐の‐じ【巴の字】🔗🔉

は‐の‐じ巴の字】 ①「巴ともえ」の字の篆てん書体のようにものがめぐりまわるありさま。太平記4「十文字に懸け破り、―に追ひ廻めぐらす」 ②(杯を流す時、水上に「巴」の字を描いてめぐるからいう)「曲水の宴」の異称。拾玉集(広本)3「ゆく水に書きし―の末も通らで」 ⇒はのじ‐の‐みず【巴の字の水】

はのじ‐の‐みず【巴の字の水】‥ミヅ🔗🔉

はのじ‐の‐みず巴の字の水‥ミヅ (→)「巴の字」2に同じ。 ⇒は‐の‐じ【巴の字】 ○歯の抜けたようはのぬけたよう まばらで不揃いなさま。あるべきものが欠けてさびしいさま。 ⇒は【歯】 ○歯の根が合わぬはのねがあわぬ 寒さや恐れのために、ふるえおののくさまにいう。 ⇒は【歯】 ○歯の根も食い合うはのねもくいあう 非常に親しい間柄である。浄瑠璃、生玉心中「両方心底見届け、―ねんごろ」 ⇒は【歯】 ○歯の根を鳴らすはのねをならす 歯を食いしばって無念さに耐えている様子。また、怒り狂っている様子。 ⇒は【歯】

は‐の‐はやし【羽の林】🔗🔉

は‐の‐はやし羽の林⇒はねのはやし

パノフスキー【Erwin Panofsky】🔗🔉

パノフスキーErwin Panofsky】 ドイツ生れの美術史家。1934年アメリカに亡命。イコノロジーの方法を確立。著「イコノロジー研究」など。(1892〜1968)

パノプティコン【panopticon】🔗🔉

パノプティコンpanopticon】 一望監視施設。ベンサムが18世紀末に構想。大勢の人々を管理する施設で、その原理は刑務所・製造工場などの空間構造に広く適用。

は‐の‐まい【破の舞】‥マヒ🔗🔉

は‐の‐まい破の舞‥マヒ 能の舞事まいごとの一つ。序の舞・中の舞の後、謡一段を置き、再び舞う短い舞。

パノラマ【panorama】🔗🔉

パノラマpanorama】 ①全景。広い眺望。一望の下に収められた景色。「―がひろがる」 ②都市や大自然・聖地などの眺望を屋内で見せる絵画的装置。円環状の壁面に緻密で連続した風景を描き、立体模型を配したり照明をあてたりして、中央の観覧者に壮大な実景の中にいるような感覚を与える。1789年イギリスのロバート=バーカー(R. Barker1739〜1806)が制作。日本では1890年(明治23)上野・浅草で公開。映画などの発達により衰退。回転画。島崎藤村、千曲川のスケッチ「―のやうな風光は、斯の大傾斜から擅ほしいままに望むことが出来た」 ⇒パノラマ‐しゃしん【パノラマ写真】 ⇒パノラマ‐だい【パノラマ台】

広辞苑 ページ 16016