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ふた‐おもて【両面・二面】🔗🔉

ふた‐おもて両面・二面】 裏面と表面。また、表面と裏面とにはなはだしい差のあること。ふたごころあること。万葉集16「奈良山の児の手柏の―にかにもかくにも佞人ねじけひとのとも」

ふた‐おもて【双面】🔗🔉

ふた‐おもて双面】 浄瑠璃・歌舞伎舞踊の演出様式。扮装の全く同じ二人の人物が現れて惑わすが、のちに一方が正体を現す趣向。能の「二人静」に原型が見える。歌舞伎では「隅田川続俤すみだがわごにちのおもかげ」で、法界坊がお組の霊になって現れ、お組と松若丸とを悩ます場面が有名。常磐津では「両顔月姿絵ふたおもてつきのすがたえ」が現存。

ふた‐おや【二親】🔗🔉

ふた‐おや二親】 父と母。両親。双親。↔片親 ○札が落ちるふだがおちる 入札して求めようとする権利を得る。落札する。誹風柳多留11「ばいしよくを一わり入れて札が落ち」 ⇒ふだ【札・簡】

ふた‐かた【二方】🔗🔉

ふた‐かた二方】 ①二つの方面。源氏物語行幸「―にいひもて行けば」 ②二人の尊敬語。おふたり。 ○札が付くふだがつく 悪い評判が世間に知れ渡る。札付きになる。レッテルが貼られる。 ⇒ふだ【札・簡】

ふたかみ‐やま【二上山】🔗🔉

ふたかみ‐やま二上山】 奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町にまたがる山。雄岳(517メートル)と雌岳(474メートル)の2峰から成る。万葉集にも歌われ、大津皇子墓と伝えるものや葛城二上神社がある。にじょうさん。 二上山 撮影:的場 啓

ブダガヤ【仏陀伽耶】🔗🔉

ブダガヤ仏陀伽耶⇒ブッダガヤー

ふたがり【塞がり】🔗🔉

ふたがり塞がり】 ふさがること。「方かた―」

ふたが・る【塞がる】🔗🔉

ふたが・る塞がる】 〔自四〕 ①ふさがる。源氏物語桐壺「御胸のみつと―・りて」 ②方かた塞がりになる。源氏物語帚木「今宵中神、内裏うちよりは―・りて侍りけり」

広辞苑 ページ 17218