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ふな‐だま【船霊・船玉】🔗🔉

ふな‐だま船霊・船玉】 ①船の守護霊。賽子さいころ・女の髪の毛・人形・五穀・銭などを神体として船中にまつる。ふなだまさま。 ②船中でまつる守護神。摂津の住吉の神・水天宮・金毘羅こんぴら権現など。船神。船霊神。

ふな‐だまり【船溜り】🔗🔉

ふな‐だまり船溜り】 船舶が風波を避けるための碇泊所。船瀬ふなせ

ふな‐だより【船便り】🔗🔉

ふな‐だより船便り】 船の便宜。船のついで。ふなびん。

ふな‐だんす【船箪笥】🔗🔉

ふな‐だんす船箪笥】 ①千石船などに積んで用いた、小形で頑丈な造りの箪笥。 ②廻船で用いる懸硯かけすずりや帳箱・衣裳櫃いしょうびつの類の俗称。

ふな‐ちん【船賃】🔗🔉

ふな‐ちん船賃】 船に乗ったり、船で荷物を運んだり、または船をやとったりする時に払う料金。

ふな‐つ【船津】🔗🔉

ふな‐つ船津】 船の碇泊する所。ふなつき。万葉集10「八十やその―にみ船停とどめよ」

ふな‐つき【船着き】🔗🔉

ふな‐つき船着き】 船のついて泊まる所。ふながかり。はとば。みなと。船着き場

ふな‐つば【船鍔】🔗🔉

ふな‐つば船鍔】 洋式木造船舶の最上甲板の両側にあって、肋骨の上端を覆い、外板を支える材。

ふな‐づみ【船積み】🔗🔉

ふな‐づみ船積み】 船舶に貨物を積載すること。「―港」

ふな‐づり【船釣】🔗🔉

ふな‐づり船釣⇒ふねづり

ふな‐て【船手】🔗🔉

ふな‐て船手】 ①船の通路。航路。隆信集「―に残る冬の通ひぢ」 ②兵船の軍勢。ふないくさ。水軍。海軍。 ③船のことを取り扱う者。船のことを支配する役人。 ⇒ふなて‐がしら【船手頭】

ふな‐で【船出】🔗🔉

ふな‐で船出】 船が港を出ること。でふね。出帆。比喩的に、新しい生活の出発にもいう。万葉集15「朝なぎに―をせむと」

ふなて‐がしら【船手頭】🔗🔉

ふなて‐がしら船手頭】 江戸幕府の職名。船手組の長。若年寄の支配に属し、幕府の用船を管理し、海上運輸にあたった。1862年(文久2)軍艦奉行の付属となる。船奉行。御船手。 ⇒ふな‐て【船手】

ふな‐と【舟人】🔗🔉

ふな‐と舟人】 (九州地方で)船頭。漁夫。

ふな‐と【船門】🔗🔉

ふな‐と船門】 港。曾丹集「玉垣の三津の―に春なればゆきかふ人の花をたむくる」

広辞苑 ページ 17326