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べん‐しょう【弁償】‥シヤウ🔗🔉

べん‐しょう弁償‥シヤウ 他人に与えた損害をつぐない返すこと。「代金を―する」「―金」

へんじょう‐か【編上靴】‥ジヤウクワ🔗🔉

へんじょう‐か編上靴‥ジヤウクワ 旧陸軍で、軍用の編み上げ靴ぐつを音読して称したもの。

へんじょう‐こんごう【遍照金剛】‥ゼウ‥ガウ🔗🔉

へんじょう‐こんごう遍照金剛‥ゼウ‥ガウ ①光明があまねく照らし、その本体の不壊ふえであることを表す語。大日如来の密号。 ②空海の灌頂号。 ⇒へん‐じょう【遍照】

へんじょう‐しゃなぶつ【遍照遮那仏】‥ゼウ‥🔗🔉

へんじょう‐しゃなぶつ遍照遮那仏‥ゼウ‥ (→)毘盧びる遮那仏に同じ。 ⇒へん‐じょう【遍照】

へんじょう‐なんし【変成男子】‥ジヤウ‥🔗🔉

へんじょう‐なんし変成男子‥ジヤウ‥ 〔仏〕女子が男子に生まれ変わること。女子には五障があるためそのままでは成仏じょうぶつが困難であるから男身となって成仏することを言った語。→女人成仏 ⇒へん‐じょう【変成・変生】

へんじょう‐にょらい【遍照如来】‥ゼウ‥🔗🔉

へんじょう‐にょらい遍照如来‥ゼウ‥ 大日如来の異称。 ⇒へん‐じょう【遍照】

べんしょう‐ほう【弁証法】‥ハフ🔗🔉

べんしょう‐ほう弁証法‥ハフ (dialectic)意見(定立)と反対意見(反定立)との対立と矛盾を通じて、より高い段階の認識(総合)に至る哲学的方法。その過程は正反合と要約される。本来は対話術・問答法の意味で、ソクラテス・プラトンではイデアの認識に到達する方法であった。アリストテレスは多くの人が認める前提からの推理を弁証的と呼び、学問的論証と区別した。古代末期から中世にかけて自由学芸の一つである「弁証学」は正しく議論を行うための学であり、伝統的論理学をその内容とした。カントは錯覚的な空しい推理を弁証的と呼び、弁証法を「仮象の論理」とした。シュライエルマッハーは対話的思考によって思考と存在とを動的に一致させ、主体の世界認識と神認識を深化させる根本学問として弁証法を構想した。ヘーゲルは思考活動の重要な契機として、抽象的・悟性的認識を思弁的・肯定的認識へ高めるための否定的理性の働きを弁証法と呼び、これによって全世界を理念の自己発展として認識しようと試みた。マルクス・エンゲルスは唯物論の立場からヘーゲルを摂取し、弁証法を「自然、人間社会および思考の一般的な発展法則についての科学」とした(唯物弁証法)。キルケゴールはヘーゲル的な弁証法を量的な弁証法と批判し、神と人間との質的断絶を強調しつつ、宗教的実存へと高まりゆく人間存在を質の弁証法で説明した。 ⇒べん‐しょう【弁証】

広辞苑 ページ 17814