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○耳に入るみみにはいる🔗🔉

○耳に入るみみにはいる 噂や情報などが聞こえて来る。「耳にいる」とも。 ⇒みみ【耳】

○耳に挟むみみにはさむ🔗🔉

○耳に挟むみみにはさむ ちらっと聞く。聞くとはなしに聞く。 ⇒みみ【耳】 みみ‐ぬき耳抜き】 潜水時などに、鼓膜の内側と外側との圧力を同じにすること。鼻をつまんで耳管から中耳に空気を送るなどする。 みみ‐はさみ耳挟み】 平安時代、女子が動作しやすくするために、垂れ下がる額髪ひたいがみを耳に挟んで後方に掻きやったこと。上流の子女にとっては嗜たしなみのないこととされた。宇津保物語蔵開上「―をしてまどひおはす」 みみ‐ばさ・む耳挟む】 〔他五〕 ふと耳に入れる。誰からともなくちらと聞く。小耳に挟む。 みみ‐はしこ・い耳はしこい】 〔形〕 早耳である。 みみ‐ばや・い耳早い】 〔形〕[文]みみばや・し(ク) 聞きつけるのが早い。早耳である。 みみ‐はゆ・し耳映し】 〔形ク〕 耳ざわりである。聞いて小癪こしゃくに感ずる。聞くに堪えない。源平盛衰記42「汝が罵りだて―・し」 みみ‐はらい耳払い‥ハラヒ 鳥のやわらかい毛などを柄の先につけた、耳垢を払い去るのに用いる具。 みみ‐ひき耳引き】 耳を引っぱること。特に、勝負事に負けた人の耳を、罰として引っぱること。 みみ‐ぶくろ耳袋】 防寒のため耳にかぶせる袋。耳当て。〈[季]冬〉 みみぶくろ耳袋・耳嚢】 随筆。根岸鎮衛やすもり著。10巻。1814年(文化11)成る。立身して勘定奉行・江戸町奉行などを勤めた著者が、巷説・奇談・教訓話などを書き留めたもの。 →文献資料[耳嚢] みみ‐ふたぎ耳塞ぎ】 ①妄言は聞かないとして、耳にあてる玉。〈倭名類聚鈔14〉 ②同齢者が死んだ際、災いが身に及ぶことを怖れ、鍋の蓋や草鞋・餅・団子などで耳を塞ぐまじない。耳塞ぎ餅・耳団子は、その餅や団子。 みみ‐ふ・る耳旧る】 〔自上二〕 よく聞きなれて、めずらしくなくなる。源氏物語若菜下「―・り目なれ給ひけれ」 みみ‐へん耳偏】 漢字の偏の一種。「聊」「耽」などの偏の「耳」の称。 みみ‐ほり耳掘り】 耳の垢を取るもの。みみかき。 みみめ‐どり耳目鳥】 ウグイスの異称。 みみ‐もと耳元・耳許】 耳の根もと。耳のそば。「―でささやく」 みみ‐やす・し耳易し・耳安し】 〔形ク〕 聞きづらくない。聞いて安らかな感じがする。宇津保物語国譲下「―・く聞き給ひて」 み‐み・ゆ見見ゆ】 〔自下二〕 見もし見られもする。あい会う。まみえる。謡曲、柏崎「などや生きてある母に姿を―・えんと思ふ心のなかるらん」 み‐みょう微妙‥メウ ①何ともいえないほどすぐれていること。びみょう。今昔物語集1「―の財たからを金こがねの箱に盛り満て」 ②仏法とそれを悟る智慧の深遠ですぐれたさま。開経偈「無上甚深―の法は百千万劫にも遭い遇うこと難し」 み‐みょうと三夫婦‥メウト 3代続きの三夫婦がそろっていること。めでたいこととして橋の渡り初めは三夫婦にさせる。 みみ‐より耳寄り】 聞きたく思うこと。聞くに値すること。また、その事柄。狂言、宗論「いやこれは、最前からおしやる中にちと―な」。「―な話」 みみ‐わ耳輪・耳環】 耳飾りの一つ。耳たぶに垂らして飾りとする輪。イヤリング。

広辞苑 ページ 18976