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む‐ふんきょう【無分暁】‥ケウ🔗🔉

む‐ふんきょう無分暁‥ケウ 明らかでないこと。筋の通らないこと。見当違いなこと。日葡辞書「ムフンキョウナコトヲナヲ(仰)セラレソ」

む‐ふんべつ【無分別】🔗🔉

む‐ふんべつ無分別】 ①〔仏〕主体と客体との区別を超え、対象を言葉や概念によって把握しようとしないこと。 ②分別のないこと。前後の考えがないこと。思慮のないこと。「―な若者」→分別

むふんべっ‐ち【無分別智】🔗🔉

むふんべっ‐ち無分別智】 〔仏〕知られるものと知るものとの対立を絶した絶対の智。根本智。

むべ【郁子・野木瓜】🔗🔉

むべ郁子・野木瓜】 アケビ科の常緑蔓性低木。暖地に自生。5〜7枚の厚い小葉から成る掌状複葉。5月頃、白色で淡紅紫色を帯びる花を開き、佳香がある。暗紫色のアケビに似た果実を結ぶが開裂しない。甘く食用。茎・根などは利尿剤。トキワアケビ。うべ。〈[季]秋〉。「郁子の花」は〈[季]春〉。〈倭名類聚鈔17〉 むべ ムベ(花) 撮影:関戸 勇

むべ【宜】🔗🔉

むべ】 〔副〕 (→)「うべ」に同じ。古今和歌集「とどめあへず―も年とはいはれけり」

むべ‐なる‐かな【宜なるかな】🔗🔉

むべ‐なる‐かな宜なるかな】 (肯定する意のムベに助動詞ナリと助詞カナが付いた語)いかにももっともなことであるなあ。うべなるかな。

むべ‐むべ・し【宜宜し】🔗🔉

むべ‐むべ・し宜宜し】 〔形シク〕 (→)「うべうべし」に同じ。枕草子161「―・しき所の前栽にはよし」

む‐へん【無辺】🔗🔉

む‐へん無辺】 かぎりのないこと。広大ではてしのないこと。「衆生―誓願度」「広大―」 ⇒むへん‐こう【無辺光】 ⇒むへん‐せかい【無辺世界】 ⇒むへん‐ほうかい【無辺法界】 ⇒むへん‐りゅう【無辺流】

広辞苑 ページ 19217