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○髻を切るもとどりをきる🔗🔉

○髻を切るもとどりをきる 出家する。 ⇒もと‐どり【髻】

○髻を放つもとどりをはなつ🔗🔉

○髻を放つもとどりをはなつ 冠などをかぶらず、髻をあらわに出す。枕草子125「翁のもとどり放ちたる」 ⇒もと‐どり【髻】 もと‐な 〔副〕 (「もと」は根元または根拠の意。「な」は「無し」の語幹。「もとづく所なく」が原義)何のわけもなく。やたらに。しきりに。万葉集8「たまかぎるほのかに見えて別れなば―や恋ひむ」。万葉集5「眼交まなかいに―かかりて安眠やすいし寝さぬ」 もと‐なり本生り・本成り】 植物のつるや幹の元の方に実がなること。また、その実。↔うらなり もと‐ね元値】 商品を買い入れた価。また、生産原価。「売値が―を割る」 ⇒元値が切れる

○元値が切れるもとねがきれる🔗🔉

○元値が切れるもとねがきれる 売値が元値より安くて損失となる。元が切れる。 ⇒もと‐ね【元値】 もと‐の‐え元のえ】 (「衣」の草仮名「え」が漢字の「元」に似ているのでいう)平仮名の「え」の字。↔末のゑ もと‐の‐くに本の国】 ほんごく。万葉集6「急すむやけく還したまはね―へに」 もと‐の‐こころ本の心】 ①はじめのころの心。古今和歌集「―は忘られなくに」 ②初志。今昔物語集11「修行に罷り出でむと思ふ―有り」 ③本心。正気。枕草子一本23「ふるひ出でぬれば―失せて」

○元の鞘へ収まるもとのさやへおさまる🔗🔉

○元の鞘へ収まるもとのさやへおさまる いったん離縁した者または仲違いをした者が、再び元の仲にもどる。 ⇒もと【元・旧・故】 もと‐の‐ちかい本の誓い‥チカヒ (「本誓ほんぜい」の訓読)本願ほんがん。源氏物語若菜下「不動尊の御―あり」 もとのぶ元信⇒かのうもとのぶ(狩野元信) もと‐の‐みかど本の御門】 本国。万葉集19「率て帰りませ―に」 もと‐の‐め元の妻】 前の妻。旧妻。もとつめ。蜻蛉日記「―をぬすみとりてなん」

広辞苑 ページ 19543