もと‐どり【
髻】
(「本取」の意)髪を頭の頂に束ねた所。また、その髪。たぶさ。三蔵法師伝
永久点「珠を贖ひて還りて像の髻
モトトリに施
おく」
⇒髻の綸旨
⇒髻を切る
⇒髻を放つ
○髻の綸旨もとどりのりんし
南北朝時代、敵に知られないように小紙片に細書し、使者の髻の中に隠して持たせた綸旨。
⇒もと‐どり【髻】
○髻を切るもとどりをきる
出家する。
⇒もと‐どり【髻】
○髻を放つもとどりをはなつ
冠などをかぶらず、髻をあらわに出す。枕草子
125「翁のもとどり放ちたる」
⇒もと‐どり【髻】