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もの‐わかり【物分り】🔗🔉

もの‐わかり物分り】 事情・状況、人の立場などを理解すること。また、その能力。のみこみ。「―のよい人」

もの‐わかれ【物別れ・物分れ】🔗🔉

もの‐わかれ物別れ・物分れ】 双方の意見が一致しないで別れること。「交渉が―に終わる」

もの‐わすれ【物忘れ】🔗🔉

もの‐わすれ物忘れ】 物事を忘れること。失念。「―が激しい」「よく―する」

もの‐わびし・い【物侘しい】🔗🔉

もの‐わびし・い物侘しい】 〔形〕[文]ものわび・し(シク) 何となくわびしい。うらさびしい。源氏物語明石「いとど―・しきこと数知らず」

ものわびし‐ら【物侘しら】🔗🔉

ものわびし‐ら物侘しら】 ものわびしいさま。ものわびしそう。古今和歌集物名「―になくのべのむし」

もの‐わらい【物笑い】‥ワラヒ🔗🔉

もの‐わらい物笑い‥ワラヒ ①物事を笑うこと。源氏物語少女「―などすまじくすぐしつつ」 ②他人の言行を見聞してあざけり笑うこと。また、その対象。笑いぐさ。「―の種」「世間の―になる」

ものを🔗🔉

ものを 〔助詞〕 (形式名詞モノに助詞ヲの付いたもの)活用語の連体形から続く。ただし、口語の「だ」には終止形にも付く。 ➊(接続助詞) ①逆接を表す。…のであるが。…であるのに。源氏物語桐壺「年頃嬉しくおもだたしきついでにて立寄り給ひし―、かかる御せうそこにて見奉る、かへすがへすつれなき命にも侍るかな」。「あきらめればいい―、いつまでもこだわる」 ②順接を表す。…のであるから。…だから。もの。浄瑠璃、心中宵庚申「明日は未来で添ふ―、別は暫しの此の世の名残」。「いい人だ―、断ることはできない」 ➋(終助詞)詠嘆的に悔恨・愛惜・不満などの気持を表す。…であるなあ。…であるのにな。万葉集2「吾を待つと君がぬれけむあしひきの山のしづくにならまし―」。「もっと早くすればいい―」 ○物を言うものをいう 好結果をあらわす。効果がある。役に立つ。「経験が―」「金が―世の中」 ⇒もの【物】 ○物を言わすものをいわす その効果を十分に発揮させる。「腕力に―」 ⇒もの【物】

広辞苑 ページ 19584