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やよい‐じだい【弥生時代】ヤヨヒ‥🔗🔉

やよい‐じだい弥生時代ヤヨヒ‥ 縄文時代の後、古墳時代の前の時代。その開始の指標を弥生土器の出現とする考え方と、稲作の開始とする考え方とがある。紀元前8〜7世紀前後から後2〜3世紀頃まで。大陸文化の影響を受けて水稲耕作や金属器の使用が始まり、銅剣・銅矛・銅鐸どうたくなどの青銅器と共に鉄器も用いられる。普通、前・中・後の3期ないしⅠ〜Ⅴの5期に分ける。 ⇒やよい【弥生】

やよい‐じん【弥生尽】ヤヨヒ‥🔗🔉

やよい‐じん弥生尽ヤヨヒ‥ 陰暦3月の終りの日。春の尽きる日。やよいのつごもり。三月尽さんがつじん。〈[季]春〉 ⇒やよい【弥生】

やよい‐どき【弥生土器】ヤヨヒ‥🔗🔉

やよい‐どき弥生土器ヤヨヒ‥ (1884年(明治17)東京、本郷弥生町の貝塚で発見されたからこう名づける)弥生時代の土器。弥生文化の指標とされる。煮炊き・貯蔵・食事に使用。弥生式土器。 弥生土器 ⇒やよい【弥生】

やよい‐やま【弥生山】ヤヨヒ‥🔗🔉

やよい‐やま弥生山ヤヨヒ‥ 弥生の頃の、木々が芽吹き生気あふれる山。春の山。〈[季]春〉 ⇒やよい【弥生】

やよ・し🔗🔉

やよ・し 〔形ク〕 いよいよ多い。古今和歌集雑体「わたくしの老いの数さへ―・ければ」

やよ‐や🔗🔉

やよ‐や 〔感〕 (感動詞ヤヨに助詞ヤを添えた語)呼びかけの声。おいおい。やあ。古今和歌集「―待て山ほととぎすことづてむ」

や‐よろず【八万】‥ヨロヅ🔗🔉

や‐よろず八万‥ヨロヅ はちまん。また、数がきわめて多いこと。やおよろず。仏足石歌「此の御足跡みあと―光を放ち出し」

やら🔗🔉

やら 海の水が尽きて真菰まこも・蘆などの生えている所。水底の泥のある所などともいう。万葉集16「熊木の―に新羅斧しらきおの堕し入れ」

やら🔗🔉

やら 〔助詞〕 (ヤランの音便ヤラウの約) ①物事について不確かな気持をいだいていることを表す。天草本平家物語「ゆふべ何と―世上が物騒しうござつたを」。「いつ帰る―分かりません」 ②二つ以上の事物を並べて挙げ、どれと決めがたいことをいう語。四河入海「どれが水―月―不見ぞ」。「泣く―笑う―」

広辞苑 ページ 19913