複数辞典一括検索+

ゆ‐さん【遊山】🔗🔉

ゆ‐さん遊山】 ①山野に遊びに出ること。 ②〔仏〕禅家で、すでに修行を終えた後、諸方に遊歴すること。 ③遊びに出掛けること。気晴しに外出すること。行楽。日葡辞書「ユサンニマイル」。太閤書簡天正8年「京・堺などへも、母にて候者とも御同道候て、御―候べく候」。「物見―」 ④慰み。気晴し。浄瑠璃、文武五人男「其ほう一度に組み伏せて、せめて暫しの―せん」 ⇒ゆさん‐じょ【遊山所】 ⇒ゆさん‐ぢゃや【遊山茶屋】 ⇒ゆさん‐ばこ【遊山箱】 ⇒ゆさん‐ぶね【遊山船】 ⇒ゆさん‐やど【遊山宿】

ゆさん‐じょ【遊山所】🔗🔉

ゆさん‐じょ遊山所】 遊山にゆく所。遊山場所。日本永代蔵6「寺社・芝居、其外―の繁昌なり」 ⇒ゆ‐さん【遊山】

ゆさん‐ぢゃや【遊山茶屋】🔗🔉

ゆさん‐ぢゃや遊山茶屋】 遊山所にある茶屋。好色一代女3「若い人は跡に下りて―の献立」 ⇒ゆ‐さん【遊山】

ゆさん‐ばこ【遊山箱】🔗🔉

ゆさん‐ばこ遊山箱】 (徳島県で)遊山のときに弁当などを入れて携帯する箱。多く、3段の小箱を収め、取っ手のついたもの。 ⇒ゆ‐さん【遊山】

ゆさん‐ぶね【遊山船】🔗🔉

ゆさん‐ぶね遊山船】 ①船遊びの船。 ②(→)屋形船に同じ。 ⇒ゆ‐さん【遊山】

ゆさん‐やど【遊山宿】🔗🔉

ゆさん‐やど遊山宿】 遊山客相手の宿。また、遊女屋。好色一代女6「中の地蔵といふ所の―に身をなして」 ⇒ゆ‐さん【遊山】

ゆ‐し【油紙】🔗🔉

ゆ‐し油紙⇒あぶらがみ

ゆ‐し【油脂】🔗🔉

ゆ‐し油脂】 高級脂肪酸のグリセリン‐エステル。常温で固形をなす脂肪と、液状をなす脂肪油とに分ける。動植物界に広く分布。牛脂・豚脂・オリーブ油・大豆油の類。

広辞苑 ページ 20076