うれし‐がお【嬉し顔】_‥ガホ うれしそうな顔つき、様子。山家集「―にも鳴く蛙かな」 ⇒うれし【嬉し】

うれし‐がなし・い【嬉し悲しい】 〔形〕[文]うれしがな・し(シク) うれしいような悲しいような気持だ。「うれしかなしい」とも。好色一代男2「手をうち懸けらるるも―・しくありける」。「―・い思い出」

うれし‐がら‐せ【嬉しがらせ】 うれしく思わせるような言葉や態度。花暦八笑人「所繁昌家繁昌、そのほか―受けのよきことばかりいひならべ」。「―を言う」 ⇒うれし【嬉し】

うれし‐なき【嬉し泣き】 うれしさのあまり泣くこと。沙石集10「―にて泣きける」。「優勝して―する」 ⇒うれし【嬉し】

うれし‐なみだ【嬉し涙】 うれしさのあまりに出る涙。浮世風呂2「少し―で」。「―を流す」 ⇒うれし【嬉し】

うれしの【嬉野】 佐賀県南西部の市。古くから知られた炭酸水素塩泉の嬉野温泉がある。付近は茶の産地。人口3万。 ⇒うれしの‐ちゃ【嬉野茶】 ⇒うれしの‐やき【嬉野焼】

うれしの‐ちゃ【嬉野茶】 嬉野市の丘陵付近から産する茶。蒸製の多い日本茶の中で唯一本格的な釜炒_かまいり茶。 ⇒うれしの【嬉野】

うれしの‐やき【嬉野焼】 嬉野市付近から産する陶磁器。伊万里焼の一種で、茶器・酒器の雅致ある作がある。 ⇒うれしの【嬉野】