複数辞典一括検索+
よび‐だし【呼出し】🔗⭐🔉
よび‐だし【呼出し】
①呼び出すこと。出頭させること。召喚。
②江戸時代、訴状を受理した裁判官が被告を呼び出すこと。また、その文書。
③江戸時代、銭湯で陸湯おかゆを汲み出すために枡ます形に構えた所。
④相撲で、取り組む力士の名を呼んで土俵に上がらせる役。触れ太鼓や櫓やぐら太鼓を打ち、土俵を整備するなどの仕事も分担する。呼出奴やっこ。
⑤吉原で、太夫・格子の位がなくなって以後、散茶の中から出た最上位の遊女の称。張見世をせず、仲の町で客に会ったのでいう。細見さいけんでは入山形に星をつけて示す。
⑥深川の遊里で、子供屋に抱えられていて、呼び出されて茶屋で客に接する遊女。伏玉ふせだまの対。
⑦呼出し電話の略。
⇒よびだし‐ぐわ【呼出し桑】
⇒よびだし‐じょう【呼出し状】
⇒よびだし‐でんわ【呼出し電話】
よびだし‐ぐわ【呼出し桑】‥グハ🔗⭐🔉
よびだし‐ぐわ【呼出し桑】‥グハ
蚕を掃立てする時に初めて与える、刻んだ桑の葉。
⇒よび‐だし【呼出し】
よびだし‐じょう【呼出し状】‥ジヤウ🔗⭐🔉
よびだし‐じょう【呼出し状】‥ジヤウ
呼び出すための文書。出頭を命ずるために発する書面。
⇒よび‐だし【呼出し】
よびだし‐でんわ【呼出し電話】🔗⭐🔉
よびだし‐でんわ【呼出し電話】
電話の設備のない者が、電話の設備のある者に取次を依頼し、その呼出しによって通話をすること。
⇒よび‐だし【呼出し】
よび‐だ・す【呼び出す】🔗⭐🔉
よび‐だ・す【呼び出す】
〔他五〕
①呼んで出頭させる。呼んで来させる。召しだす。天草本伊曾保物語「秘蔵せらるる小犬があつたを女中の前に―・し」。「電話口に―・す」「重役室に―・す」
②呼んで外へ出させる。呼んでさそい出す。
③呼ぶことをしはじめる。
よび‐たて【呼立て】🔗⭐🔉
よび‐たて【呼立て】
①呼び立てること。
②合図をして立ち去らせること。また、その合図。元禄大平記「太鼓の―を聞くまでに」
よび‐た・てる【呼び立てる】🔗⭐🔉
よび‐た・てる【呼び立てる】
〔他下一〕[文]よびた・つ(下二)
①声を張り上げて呼ぶ。せわしくその名を呼ぶ。東海道中膝栗毛2「―・つる女の声は」
②わざわざ招き寄せる。「ささいな用で―・てるな」
広辞苑 ページ 20345。