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うわ‐め【上目】ウハ‥🔗🔉

うわ‐め上目ウハ‥ ①顔を伏せたままひとみだけを上へ向けること。「―を使う」↔下目。 ②秤棹はかりざおの上面にしるした星を標準として、少量の金銀などをはかること。また、その目盛り。日本永代蔵1「はかりの―にて一匁二分りんとあることを」↔向目むこうめ。 ③ある数量より上に出ること。転じて、よりすぐれていること。浄瑠璃、吉野都女楠「ひねつてもひねつても、二寸より―なく」 ④(→)皆掛かいがけに同じ。 ⇒うわめ‐づかい【上目遣い】

うわめ‐づかい【上目遣い】ウハ‥ヅカヒ🔗🔉

うわめ‐づかい上目遣いウハ‥ヅカヒ 顔を伏せ加減にしてひとみだけ上へ向けて人を見る目つき。 ⇒うわ‐め【上目】

うわ‐も【表裳・上裳・褶】ウハ‥🔗🔉

うわ‐も表裳・上裳・褶ウハ‥ ①令制の礼服らいふくで、男は袴の上に、女は下裳の上に重ねる裳。しびら。うわみ。 ②上代の女子の重ねの裳の上層の裳。催馬楽、我が門に「わが門に―の裾ぬれ」↔下裳

うわ‐もの【上物】ウハ‥🔗🔉

うわ‐もの上物ウハ‥ 不動産売買で、土地の上にある建物・立木りゅうぼくなどをいう。

うわ‐もり【上盛り】ウハ‥🔗🔉

うわ‐もり上盛りウハ‥ ①盛ってある上にさらに盛ること。また、その盛ったもの。 ②最上のもの。第一流。第一人者。日本永代蔵1「十年たたぬうちに仲間商の―になつて」

うわ‐も・る【上盛る】ウハ‥🔗🔉

うわ‐も・る上盛るウハ‥ 〔自四〕 気が高ぶる。うわずる。浄瑠璃、女殺油地獄「心は沈み気は―・り」

うわ‐や【上矢・表矢】ウハ‥🔗🔉

うわ‐や上矢・表矢ウハ‥ 上差うわざしの矢。平家物語7「―をぬき、願書にとり具して」

うわ‐や【上屋・上家】ウハ‥🔗🔉

うわ‐や上屋・上家ウハ‥ ①建築物の上に設けた、工事用などの仮屋根。すやね。 ②停車場・波止場などで、雨露を防ぐために柱上に屋根をかけて差し出した仮屋。 ③貨物を短期間蔵置する税関の倉庫。 ④(→)霊屋たまやに同じ。 ⇒うわや‐わたし【上屋渡し】

うわ‐やかた【上屋形】ウハ‥🔗🔉

うわ‐やかた上屋形ウハ‥ 船の屋形の上層。宇治拾遺物語15「―へ出でて…弓立ゆだちして」

広辞苑 ページ 2052