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わすれ‐みず【忘れ水】‥ミヅ🔗⭐🔉
わすれ‐みず【忘れ水】‥ミヅ
野中などに絶え絶えに流れて、人に知られない水。後拾遺和歌集恋「はるばると野中に見ゆる―」
⇒わすれ【忘れ】
わすれ‐もの【忘れ物】🔗⭐🔉
わすれ‐もの【忘れ物】
置き忘れた物。持ってくるのを忘れた品物。「―をしないように」
⇒わすれ【忘れ】
わすれ‐ゆき【忘れ雪】🔗⭐🔉
わすれ‐ゆき【忘れ雪】
その冬の最後に降る雪。雪の果て。〈[季]春〉
⇒わすれ【忘れ】
わす・れる【忘れる】🔗⭐🔉
わす・れる【忘れる】
〔他下一〕[文]わす・る(下二)
(奈良時代には四段活用も行われた)
①おのずと記憶がなくなる。古事記上「沖つ鳥鴨どく島にわがゐ寝し妹は―・れじ世のことごとに」。伊勢物語「時世へて久しくなりにければその人の名―・れにけり」。「住所を―・れる」
②思い出さないでいる。心にのぼせないでいる。万葉集11「いかにして―・れむものそ吾妹子に恋ひはまされど忘らえなくに」。土佐日記「この羽根といふ所問ふ童のついでにぞ又昔つ人を思ひ出でていづれの時にか―・るる」。徒然草「この用意を―・れざるを馬乗りとは申すなり」
③うっかりして物を置いたままにする。平家物語1「女房の局つぼねに、妻に月出したる扇を―・れて出でられたりければ」。「電車の棚に鞄を―・れる」
④うっかりしてすべきことをしないままにする。宇治拾遺物語3「あはれ、やり戸を開けながら、―・れてきにける」。「宿題を―・れる」
⑤他に心が移り、それが意識されなくなる。「時のたつのも―・れる」「痛みを―・れる」
→忘る
わすれ‐ん‐ぼう【忘れん坊】‥バウ🔗⭐🔉
わすれ‐ん‐ぼう【忘れん坊】‥バウ
物事を忘れやすい人。忘れっぽい人。わすれんぼ。
⇒わすれ【忘れ】
わせ【早稲・早生】🔗⭐🔉
わせ【早稲・早生】
(ワサの転)
①稲の品種の中で、早く開花・結実・成熟するもの。早生稲。〈[季]秋〉。万葉集10「行逢ひの―を刈る時に成りにけらしも」
②作物や果物の、早く開花・結実・成熟するもの。「―いちご」
③早熟なこと。また、その人。「―の娘」
↔奥手おくて
広辞苑 ページ 21171。