複数辞典一括検索+

えそう‐ふぼく【依草付木】‥サウ‥🔗🔉

えそう‐ふぼく依草付木‥サウ‥ 死者の霊魂が7日ないし49日間草木に宿ること。経典の文字や言葉にかかずらって真の悟りを得られないたとえにも用いる。依草付葉。好色二代男「人皆驚き、―の生霊かと立ち寄り見るに」

えぞ‐かんれい【蝦夷管領】‥クワン‥🔗🔉

えぞ‐かんれい蝦夷管領‥クワン‥ 鎌倉時代、蝦夷支配と交易を目的として津軽に置かれたという職名。安東氏が任じられた。蝦夷の沙汰。蝦夷代官。

えぞ‐ぎく【蝦夷菊】🔗🔉

えぞ‐ぎく蝦夷菊】 キク科の観賞用一年草。園芸上は属名のアスターで呼ばれる。中国東北部原産。高さ30〜80センチメートル。茎は直立して多く枝を分かち、葉はヨメナに似て大きく、夏、枝頭に紫・淡紅・紅・白色などの大きな頭状花を開く。園芸品種が多い。アズマギク。エドギク。サツマギク。〈[季]夏〉

えぞし【蝦夷志】🔗🔉

えぞし蝦夷志】 蝦夷地(現在の北海道・サハリン・千島)の山川・風俗・産物を漢文体で記した地誌。新井白石著。1巻。享保5年(1720)自序。

えぞ‐しか【蝦夷鹿】🔗🔉

えぞ‐しか蝦夷鹿】 北海道産のニホンジカをいう。 エゾシカ 撮影:小宮輝之

えぞ‐すみれ【蝦夷菫・胡菫菜】🔗🔉

えぞ‐すみれ蝦夷菫・胡菫菜】 エイザンスミレの別称。

えぞ‐ぜみ【蝦夷蝉】🔗🔉

えぞ‐ぜみ蝦夷蝉】 セミ科の一種。体は黒く赤褐色と黄緑色の斑紋があり、翅は黄褐色の翅脈を除いて無色透明。体長約4センチメートル。北海道では平地、本州以南では山地にすみ、連続した単調な声で鳴く。

えぞ‐だいかん【蝦夷代官】‥クワン🔗🔉

えぞ‐だいかん蝦夷代官‥クワン (→)蝦夷管領かんれいに同じ。

えぞ‐ち【蝦夷地】🔗🔉

えぞ‐ち蝦夷地】 明治以前、北海道・千島・樺太からふとの総称。

えぞ‐つゆ【蝦夷梅雨】🔗🔉

えぞ‐つゆ蝦夷梅雨】 梅雨期に北海道の南半分の地域で雨量が多くなる現象をいう。

えぞ‐にしき【蝦夷錦】🔗🔉

えぞ‐にしき蝦夷錦】 斜文織地や繻子しゅす地に金糸・銀糸と色糸とで雲竜の文を織り出した錦。もと中国産で、同国東北部・樺太からふと・蝦夷を経て日本に渡った。今は京都西陣などで作られている。

広辞苑 ページ 2200