複数辞典一括検索+

えぞ‐ぼん【蝦夷盆】🔗🔉

えぞ‐ぼん蝦夷盆】 アイヌの製する盆。トドマツ・ブナなどの材を1本の小刀で巧みに彫刻。

えぞ‐まつ【蝦夷松】🔗🔉

えぞ‐まつ蝦夷松】 マツ科の針葉樹。寒地に多く、高さ40メートルに達し、樹皮は黒褐色で鱗片状をなす。葉は針状。雌雄同株。雄花は円柱形、雌花は長楕円形。球果は緑黄色の円柱形で垂れ下がる。トドマツとともに重要なパルプ用材、建築・船材にもなる。クロエゾマツ。樹皮が赤褐色のアカエゾマツは別種とされる。 えぞまつ

えぞ‐やまどり【蝦夷山鳥】🔗🔉

えぞ‐やまどり蝦夷山鳥】 エゾライチョウの別称。

えぞ‐らいちょう【蝦夷雷鳥】‥テウ🔗🔉

えぞ‐らいちょう蝦夷雷鳥‥テウ キジ目の鳥。ライチョウに似るが冬季白変しない。体は黒と赤褐色と灰色の斑紋から成る。シベリア・ヨーロッパの森林にすみ、当地では猟鳥。日本では北海道に見られる。エゾヤマドリ。 エゾライチョウ 撮影:小宮輝之

え‐そらごと【絵空事】ヱ‥🔗🔉

え‐そらごと絵空事ヱ‥ 絵は画家の作意が加わって、実物そのものではないということ。転じて、物事に虚偽・誇張の多いこと。架空の作り事。古今著聞集11「ありのままの寸法に書きて候はば見所なきものに候ゆゑに―とは申すことにて候」

エソロジー【ethology】🔗🔉

エソロジーethology(→)動物行動学

えぞ‐わかめ【蝦夷若布】🔗🔉

えぞ‐わかめ蝦夷若布】 チガイソの別称。

えたヱタ🔗🔉

えたヱタ (「下学集」など中世以降、侮蔑の意をこめて「穢多」の2字を当てた)中世・近世の賤民身分の一つ。牛馬の死体処理などに従事し、罪人の逮捕・処刑にも使役された。江戸幕藩体制下では、非人とともに士農工商より下位の身分に固定、一般に居住地や職業を制限され、皮革業に関与する者が多かった。1871年(明治4)太政官布告により平民の籍に編入された後も社会的差別が存続し、現在なお根絶されていない。塵袋「ゑとりをはやくいひて、いひゆがめて―と云へり、たととは通音也」→部落解放運動

えだ【枝】🔗🔉

えだ】 ①多年生の維管束植物の幹から分かれ出た茎。被子植物では普通、腋芽が成長してできる。広義には、外観上これと似た分枝構造(藻類などでいう枝など)をいう。古事記「我が逃げ登りし在丘ありおの榛の木の―」。「柿が―もたわわに実る」 ②本から分かれ出たもの。「―道」 ③人や獣の四肢の部分。古事記「待ち捕へてつかみひしぎて、その―を引きかきて」 ⇒枝を交わす ⇒枝を鳴らさず

広辞苑 ページ 2201