えせ‐ほうし【似非法師】_‥ホフ‥ 仏道修行者にあるまじき、いかがわしい法師。浄瑠璃、吉野忠信「弁慶といふ―に」

えせ‐もの【似非者】 ①つまらない者。身分のいやしい人。枕草子23「昔は―などもみなをかしうこそありけれ」 ②いかがわしい者。くわせ者。にせ者。今昔物語集27「ただし―にこそ候ふめれ」 ③したたか者。ひとくせある者。義経記3「相手嫌はずの―よ」

えせ‐わらい【似非笑い】_‥ワラヒ せせらわらうこと。冷笑。

え‐せん【絵銭】_ヱ‥ ⇒えぜに

エセン【也先・Esen】 明代、モンゴルのオイラート部の首長。1439年、父の死とともに全モンゴルの支配者となり、49年には明軍と土木堡で戦い、英宗を捕らえ北京を包囲。53年みずから汗位についたが、翌年部下に殺された。（ 〜1454）

えそ【狗母魚・鱛】 エソ科の硬骨魚の総称。全長約40センチメートル。体は細長く、口は大きく、鋭い歯がある。マエソ・アカエソ・オキエソなどがある。ムネエソは別科。南日本・中国産。上等のかまぼこ材料。

え‐そ【壊疽】_ヱ‥ 壊死_えしの一種。壊死に陥った部分が腐敗・融解を来した状態。脱疽。

えぞ【蝦夷】 ①古代の奥羽から北海道にかけて住み、言語や風俗を異にして中央政権に服従しなかった人びと。えみし。 ②北海道の古称。蝦夷地。

えぞ‐いたち【蝦夷鼬】 オコジョの別称。

え‐ぞう【絵像】_ヱザウ 絵に描いた姿。画像。莫切自根金生木_{きるなのねからかねのなるき}「貧乏神の―をととのへ」

え‐ぞうし【絵双紙・絵草子】_ヱザウ‥ (絵入りであるからいう)草双紙すなわち赤本・青本・黒本・黄表紙・合巻の類。広く絵本・絵入本・錦絵_にしきえをもいう。斎藤緑雨、おぼろ夜「儂_わたしとお前は―に見る妹山脊山」 ⇒えぞうし‐うり【絵双紙売】