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おおやけ‐ざま【公様】オホ‥🔗🔉

おおやけ‐ざま公様オホ‥ ①天皇・皇室・朝廷などに関する方面・様子。源氏物語薄雲「―に物のさとし繁く」 ②公的なこと。表向きのこと。また、型どおりのさま。源氏物語須磨「―の宮仕へとおぼしなせり」 ⇒おおやけ【公】

おおやけ・し【公し】オホ‥🔗🔉

おおやけ・し公しオホ‥ 〔形シク〕 表だっている。格式ばっている。枕草子104「これはた―・しう唐めきてをかし」

おおやけ‐づかい【公使】オホ‥ヅカヒ🔗🔉

おおやけ‐づかい公使オホ‥ヅカヒ 朝廷からの使者。官の使。更級日記「このみこ―を召して」 ⇒おおやけ【公】

おおやけ‐どころ【公所】オホ‥🔗🔉

おおやけ‐どころ公所オホ‥ ①朝廷。宮中。政府。枕草子268「―に入りたちする男」 ②朝廷の所有地。官有地。源氏物語手習「宇治の院といひし所…―なれど人もなく心やすきをとて」 ⇒おおやけ【公】

おおやけ‐の‐しせつ【公の施設】オホ‥🔗🔉

おおやけ‐の‐しせつ公の施設オホ‥ 地方公共団体が、福祉増進の目的で住民のために設ける公共施設。運動場・公民館・図書館・公園など。 ⇒おおやけ【公】

おおやけ‐の‐わたくし【公の私】オホ‥🔗🔉

おおやけ‐の‐わたくし公の私オホ‥ 公の事の中にも多少の私情を加える意。謡曲、俊寛「―といふことのあれば、せめては向ひの地までなりとも情にのせてたび給へ」 ⇒おおやけ【公】

おおやけ‐ばら【公腹】オホ‥🔗🔉

おおやけ‐ばら公腹オホ‥ 公の事で腹が立つこと。公憤。枕草子268「見捨てて行きなどするは、あさましう―立ちて」 ⇒おおやけ【公】

おおやけ‐はらだた・し【公腹立たし】オホ‥🔗🔉

おおやけ‐はらだた・し公腹立たしオホ‥ 〔形シク〕 自分に直接関係のないことだが、腹だたしく思われる。公憤をおぼえる。源氏物語帚木「―・しく心一つに思ひあまることなど多かるを」

おおやけ‐びと【公人】オホ‥🔗🔉

おおやけ‐びと公人オホ‥ 宮仕えする人。宮人。大宮人。竹取物語「ここらの―に見せて恥を見せむ」 ⇒おおやけ【公】

広辞苑 ページ 2630