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おさめつくる‐つかさ【修理職】ヲサメ‥🔗⭐🔉
おさめつくる‐つかさ【修理職】ヲサメ‥
⇒しゅりしき。〈倭名類聚鈔5〉
おさめ‐てぬぐい【納手拭】ヲサメ‥ヌグヒ🔗⭐🔉
おさめ‐てぬぐい【納手拭】ヲサメ‥ヌグヒ
社寺に奉納する手拭。礼参りのしるしに手水鉢ちょうずばちのところなどにつるしておく。
⇒おさめ【治め・納め・収め】
おさめ‐どの【納殿】ヲサメ‥🔗⭐🔉
おさめ‐どの【納殿】ヲサメ‥
内裏や貴族の邸宅で、金銀・衣服・調度を納めて置く所。後世の納戸なんど。
⇒おさめ【治め・納め・収め】
おさめ‐ふだ【納め札】ヲサメ‥🔗⭐🔉
おさめ‐ふだ【納め札】ヲサメ‥
①江戸幕府の金蔵に納めた金、浅草の御蔵に納めた米に対して、金奉行または蔵奉行から交付する受領書。
②年末に、神仏のお札を寺社に納めること。札納め。〈[季]冬〉
③⇒のうさつ。
⇒おさめ【治め・納め・収め】
おさめ‐もの【納め物】ヲサメ‥🔗⭐🔉
おさめ‐もの【納め物】ヲサメ‥
①上納する物品。年貢。租税。
②社寺に奉納するもの。
⇒おさめ【治め・納め・収め】
おさめ‐やど【納め宿】ヲサメ‥🔗⭐🔉
おさめ‐やど【納め宿】ヲサメ‥
江戸時代、江戸・大坂等への年貢米回送に当たった百姓が、水揚げから御蔵納めまでの間滞在した旅宿。のち廻米納入の事務一切を請け負い、株仲間を結び、幕府から手数料を支給された。大坂では蔵宿ともいう。
⇒おさめ【治め・納め・収め】
おさ・める【治める・修める・納める・収める】ヲサメル🔗⭐🔉
おさ・める【治める・修める・納める・収める】ヲサメル
〔他下一〕[文]をさ・む(下二)
(「おさ」は首長の意)首長として統治・管理する意。
➊《治》混乱している事物を安定した状態にする。
①首長として統すべ経営する。統治する。古事記下「天の下―・め給ひし」。宇津保物語藤原君「若き時より国を―・め」
②乱れているものを平定する。万葉集17「天ざかる鄙ひなも―・むるますらをや」。「その場を丸く―・める」
③つかさどりいとなむ。管理する。神武紀「宮室を経営おさめつくりて」。「(川の)水を―・める」
④病苦をしずめなおす。治療する。神代紀上「其の病―・むる方みちを定む」
⑤乱れた気持を落ち着ける。こらえる。源氏物語帚木「憎げなる事どもをいひはげまし侍るに、女もえ―・めぬすぢにて」。日葡辞書「ココロヲヲサムル」
⑥(転じて、自動詞的に)落ち着きはらう。平然とする。浮世草子、好色万金丹「かの男―・めたる声つきにて」
➋《修》事物を整った状態にする。
①乱れをただす。つくろう。東大寺諷誦文稿「鬢髪の蓬乱ふくだめるをも、かきも収ヲサメず」
②言動をととのえ正しくする。源氏物語匂宮「かたち・用意もつねよりまさりて、乱れぬさまに―・めたるを見て」。徒然草「身を―・め国を保たん道も又しかなり」
③学問や技芸などを身につける。学修する。三蔵法師伝承徳頃点「所以に先に妙門を啓きて聿ついに徳本を修ヲサム」。「学を―・める」
➌《納・収》物事を落ち着けるべき所に落ち着ける。
①物をしまっておく。貯蔵する。万葉集9「植ゑし田を刈りて―・めむ倉無の浜」。源氏物語鈴虫「はかばかしきさまのは、みな、かの三条の宮の御蔵に―・めさせ給ふ」。「倉庫に―・める」
②あるべき所にきちんと入れる。「文章を800字以内に―・める」
③所定の成果をあげる。「宣伝が効果を―・めた」「成功を―・める」
④物や金銭などを受けいれる。受納する。自分のものにする。宇津保物語蔵開上「かうかう公に申すも―・められぬを」。狂言、八句連歌「それほどにおつしやるならば―・めて置かう」。「手中に―・める」「遠慮なくお―・め下さい」
⑤公の機関が物・官位などを、没収する。召しあげる。神功紀「妻子を没おさめて孥つかさやつことせり」
⑥金銭を払いこむ。物を納入する。日葡辞書「ネングヲヲサムル」。「注文の品を―・める」
⑦外に向かって働きかけていたものを収束する。もとの所へもどす。景行紀「甲よろいを巻き戈を戢おさめて、愷悌いくさとけて還れり」。歌舞伎、毛抜「抜身を鞘に―・め」
⑧物事を終える。かたづかせる。醒睡笑「よき振りに舞ひ―・めしを見」。「会を―・める」
⑨埋葬する。源氏物語桐壺「限りあれば、例の作法に―・め奉るを」。大鏡道長「御氏寺大和国多武峰に作らしめ給ひてそこに御骨を―・め奉りて」
⑩舞で、手を自分の身の方へ曲げ縮める。謡曲、高砂「さすかひなには悪魔を払ひ―・むる手には寿福をいだき」
広辞苑 ページ 2757。