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おもいね‐ざめ【思ひ寝覚め】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもいね‐ざめ【思ひ寝覚め】オモヒ‥
思い寝からさめること。新古今和歌集哀傷「物をのみ―の枕には」
⇒おもい‐ね【思ひ寝】
おもい‐ねん・ず【思ひ念ず】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐ねん・ず【思ひ念ず】オモヒ‥
〔自サ変〕
①心に祈る。心を励ます。源氏物語桐壺「命長くとこそ―・ぜめ」
②がまんする。堪える。源氏物語東屋「北の方、この程を見すてて知らざらむもひがみたらむと―・じて」
おもい‐の‐いえ【思ひの家】オモヒ‥イヘ🔗⭐🔉
おもい‐の‐いえ【思ひの家】オモヒ‥イヘ
(「おもひ」の「ひ」を火にかけていう)煩悩の絶ちがたいこの世。火宅かたく。拾遺和歌集哀傷「―をいかで出でまし」
おもい‐の‐いろ【思ひの色】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐の‐いろ【思ひの色】オモヒ‥
①(「おもひ」の「ひ」を緋にかけていう)くれないの色。古今和歌集雑体「耳無の山のくちなし得てしがな―の下染にせむ」
②心に思う様子。浄瑠璃、長町女腹切「心くらべの連れ弾きに―を忍び駒」
おもい‐の‐かすみ【思いの霞】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐の‐かすみ【思いの霞】オモヒ‥
思いのはれやらぬことを、空をおおう霞にかけていった語。
おもい‐の‐きずな【思いの絆】オモヒ‥キヅナ🔗⭐🔉
おもい‐の‐きずな【思いの絆】オモヒ‥キヅナ
人の心の情につながれること。心のほだし。
おもい‐の‐けぶり【思ひの煙】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐の‐けぶり【思ひの煙】オモヒ‥
(「おもひ」の「ひ」を火にかけていう)立ちのぼる煙のように漂う思慕の心。拾遺和歌集恋「空に満つ―雲ならば」
おもい‐のこ・す【思い残す】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐のこ・す【思い残す】オモヒ‥
〔他五〕
心残りを感ずる。未練を残す。おもいおく。「―・すことは何もない」
おもい‐の‐そこ【思いの底】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐の‐そこ【思いの底】オモヒ‥
思いの最も深いところ。心底。拾遺和歌集愚草員外「秋の夜の―に露は残りて」
おもい‐の‐たけ【思いの丈】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐の‐たけ【思いの丈】オモヒ‥
思いのありたけ。思いの限り。
おもい‐の‐たね【思いの種】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐の‐たね【思いの種】オモヒ‥
心配のたね。苦労のもと。
おもい‐の‐たま【念ひの珠】オモヒ‥🔗⭐🔉
おもい‐の‐たま【念ひの珠】オモヒ‥
(「念珠ねんず」の訓読)数珠じゅず。新拾遺和歌集恋「人知れぬ―の緒絶えなば」
広辞苑 ページ 3010。