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おも‐て・る【面照る】🔗🔉

おも‐て・る面照る】 〔自四〕 ①顔がてりかがやく。蜻蛉日記巻末歌「―・るまでも照らす蛍か」 ②赤面する。 ○面を冒すおもてをおかす 相手の意に逆らうのを恐れずに諫いさめる。 ⇒おもて【面】 ○面を汚すおもてをけがす 体面を傷つける。恥をかかせる。 ⇒おもて【面】 ○面を曝すおもてをさらす ①多くの人の前に顔を現す。 ②多くの人の前で恥をかく。 ⇒おもて【面】 ○表を張るおもてをはる うわべを豪勢なように見せかけて、内実を隠す。 ⇒おもて【表】 ○面を向かうおもてをむかう ①顔を向ける。 ②敵対する。抵抗する。 ⇒おもて【面】

おもと【万年青】🔗🔉

おもと万年青】 (烏木毒(中国音wu-mu-tu)からか)ユリ科の多年草。西日本山地の陰地に自生。葉は根茎から叢生し、30センチメートルに及び、革質常緑。夏、葉間から花茎を出し、穂状に緑黄色の細花をつけ、のち赤色の液果を結ぶ。斑入ふいりなど園芸品種が多い。「万年青の実」は〈[季]秋〉。

お‐もと【御許】🔗🔉

お‐もと御許】 ①御座所。おそば。おんもと。 ②女性、特に女房を親しんで呼ぶ称。二人称の代名詞的にも用いる。源氏物語空蝉「―は、今宵は、上にやさぶらひ給ひつる」 ③御許人おもとびとの略。 ④女性の手紙の脇付わきづけ。「花子様―に」 ⇒おもと‐びと【御許人】 ⇒おもとびと‐まちぎみ【侍従】

おも‐とじ【母刀自】🔗🔉

おも‐とじ母刀自】 母の尊敬語。ははとじ。宇津保物語梅花笠「かの―をも仏の御国に候はせむとて」

おもと‐びと【御許人】🔗🔉

おもと‐びと御許人】 天皇など貴人の御側近く仕える女官。侍女。紫式部日記「宮の家司・別当・―など職事定まりけり」 ⇒お‐もと【御許】

おもとびと‐まちぎみ【侍従】🔗🔉

おもとびと‐まちぎみ侍従】 (「おもとまちぎみ」とも) ⇒じじゅう。〈倭名類聚鈔5⇒お‐もと【御許】

広辞苑 ページ 3034