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かい【卵】カヒ🔗🔉

かいカヒ たまご。かいご。源氏物語真木柱「同じ巣にかへりし―の見えぬかな」

かい【貝】カヒ🔗🔉

かいカヒ (「介」とも書く) ①おもに石灰質から成る動物体の外甲。普通、軟体動物のものをいう。外套膜より分泌され、2枚組あるいは管状・螺旋らせん状・皿状。古くは腕足動物の介殻、海胆うに類の骨格(甲かぶと貝)やとげ(香箸貝)、あるいは蝦えび・蟹かになどの甲殻類も介類として扱われ、「貝」の字は宝貝の類を指すことが多かった。かいがら。介殻かいかく。 ②貝殻を持つ軟体動物の総称。特に巻貝(腹足類)・二枚貝(斧足類)・角貝(掘足類)をいう。沈黙する意のたとえにも用いる。「―のように口を閉ざす」 ③ほらがい。今昔物語集1「須達、宣旨を下して鼓を打ち、―を吹きていはく」 ④青貝。螺鈿らでん。 ⑤貝香かいこうの略。 ⇒貝を作る ⇒貝吹いて逃ぐる

かい【峡】カヒ🔗🔉

かいカヒ 山と山との間の狭い所。古事記「こちごちの山の―に立栄ゆる葉広熊白檮はひろくまかし

かい【匙】カヒ🔗🔉

かいカヒ 食物をすくう具。さじ。しゃくし。今昔物語集28「侍、―に飯をすくひつつ、高やかに盛りあげて」

かい【梭】カヒ🔗🔉

かいカヒ ⇒ひ(杼・梭)

かい【殻】カヒ🔗🔉

かいカヒ 貝・卵などの外殻。〈倭名類聚鈔19

かい【粥】🔗🔉

かい】 カユの訛。

かい【買い】カヒ🔗🔉

かい買いカヒ ①買うこと。 ②(取引用語)相場の騰貴を見越して買うこと。↔売り

かい【詮・甲斐】カヒ🔗🔉

かい詮・甲斐カヒ 行動の結果としてのききめ。効果。また、してみるだけの値打ち。竹取物語「思ふにたがふ事をば、―なしとは言ひける」。「苦労した―がある」→がい(接尾)

かい【飼い】カヒ🔗🔉

かい飼いカヒ ①飼うこと。 ②魚の餌えさ

広辞苑 ページ 3182