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かろ・ぶ【軽ぶ】🔗🔉

かろ・ぶ軽ぶ】 〔自上二〕 ①軽そうである。身軽な様子である。枕草子35「さばかり―・び涼しげなる御中に、あつかはしげなるべけれど」 ②かるくふるまう。軽率と見られる。源氏物語帚木「末の世にも聞き伝へて―・びたる名をや流さむ」 ③低く軽い身分である。源氏物語若菜上「まだ年いと若くて、むげに―・びたるほどなり」

かろ‐み【軽み】🔗🔉

かろ‐み軽み(→)「かるみ」に同じ。

かろ・む【軽む】🔗🔉

かろ・む軽む】 [一]〔他下二〕 ①かるくする。少なくする。源氏物語賢木「その罪を―・めてゆるし給へ」 ②かろんずる。あなどる。源氏物語「な、いたう―・め給ひそと、いさめ給ふものから」 [二]〔自四〕 かるくなる。栄華物語木綿四手「少し―・ませ給ふやうなれば」

カロメル‐でんきょく【カロメル電極】🔗🔉

カロメル‐でんきょくカロメル電極】 水銀の上に塩化水銀(Ⅰ)と水銀を糊状にまぜたものをおき、さらにその上に一定濃度の塩化カリウム水溶液を入れて作った電極。安定で再現性がよいので水素電極の代りによく用いる。甘汞かんこう電極。 ⇒カロメル【calomel】

かろ‐やか【軽やか】🔗🔉

かろ‐やか軽やか】 いかにも軽そうなさま。軽快なさま。「―に踊る」「―な足どり」

かろ‐らか【軽らか】🔗🔉

かろ‐らか軽らか】 ①いかにも軽そうなさま。かろやか。源氏物語若紫「いと―にかき抱きて」 ②手軽なさま。簡単なさま。源氏物語夕顔「―にえしもまぎれ給ふまじきを」 ③かるがるしいさま。軽率なさま。源氏物語明石「田舎人こそ…さやうに―に語らふわざをもすなれ」 ④大した身分や地位でないさま。源氏物語夕霧「齢つもらず―なりし程に」

カロリー【calorie】🔗🔉

カロリーcalorie】 (ラテン語のcalor(熱)に由来) ①熱量の単位。計量法では1カロリーを4.18605ジュールと定めているが、今日の国際単位系(SI)では推奨しがたい単位とされている。通常、1カロリーは1気圧下で1グラムの純水の温度をセ氏14.5度から15.5度に高めるのに要する熱量と定義される。記号cal →ジュール。 ②栄養学ではふつう1キロカロリー(1000カロリー)のこと。栄養価を燃焼熱で表す際に用いる。記号Cal 「低―の食事」

広辞苑 ページ 4307