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きお・う【競ふ】キホフ🔗🔉

きお・う競ふキホフ 〔自四〕 互いに負けまいとはりあう。きそう。万葉集20「あぢむらの騒き―・ひて」。平家物語7「郎等に楯の六郎親忠、手書に大夫房覚明、六千余騎で天台山に―・ひ登り」

きお・う【気負う】‥オフ🔗🔉

きお・う気負う‥オフ 〔自四〕 (もと「競きおう」から出た語)勇み立つ。いきごむ。我こそと思う。ここ一番と思う。〈日葡辞書〉。「彼には―・った所が少しも見られない」

ぎおう【祇王・妓王】‥ワウ🔗🔉

ぎおう祇王・妓王‥ワウ ①平家物語中の女性。京の白拍子。近江国祇王村の人という。平清盛の寵を受けたが、推参した白拍子の仏ほとけの見参を取りなし、それに寵が移って出された後、尼となり、嵯峨の往生院に隠れた。時に年21。→祇女ぎにょ。 ②能。鬘物かずらもの。平家物語に取材。 ③箏曲。山田流奥許し物。嵯峨に隠棲した祇王に取材。明治中期、中田新之丞作詞、山登万和作曲。 ⇒ぎおう‐じ【祇王寺】

きおう‐がん【奇応丸】‥グワン🔗🔉

きおう‐がん奇応丸‥グワン 食中毒・霍乱かくらん等に効があるという丸薬。誹風柳多留10「新造にみんな飲まれる―」

きおう‐しょう【既往症】‥ワウシヤウ🔗🔉

きおう‐しょう既往症‥ワウシヤウ 今は回復しているが、以前にかかったことのある病気。 ⇒き‐おう【既往】 ○既往は咎めずきおうはとがめず [論語八佾]過去の事は咎めだてをしてもしかたがない、むしろ将来を慎むことが大切である。 ⇒き‐おう【既往】

きおう‐れき【既往歴】‥ワウ‥🔗🔉

きおう‐れき既往歴‥ワウ‥ 現在までの病歴に関する記録。 ⇒き‐おう【既往】

き‐おおつ【黄大津】‥オホ‥🔗🔉

き‐おおつ黄大津‥オホ‥ 壁の上塗土の一種。黄色の粘土へなつちに牡蠣灰かきばいと揉苆もみすさとをまぜて製したもの。

き‐おく【記憶】🔗🔉

き‐おく記憶】 ①[南史沈攸之伝]物事を忘れずに覚えている、または覚えておくこと。また、その内容。ものおぼえ。「―に新しい」「―力」「あの事件のことはよく―している」 ②㋐生物体に過去の影響が残ること。 ㋑〔心〕物事を記銘し、それを保持し、さらに後で想起すること。将来の行動に必要な情報をその時点まで保持すること(未来記憶)も含む。→再生→再認。 ③コンピューターで、必要な情報を保持しておくこと。 ⇒きおく‐じゅつ【記憶術】 ⇒きおく‐しょうがい【記憶障害】 ⇒きおく‐そうしつ【記憶喪失】 ⇒きおく‐そうち【記憶装置】 ⇒きおく‐そし【記憶素子】 ⇒きおく‐ばいたい【記憶媒体】 ⇒きおく‐ようりょう【記憶容量】

広辞苑 ページ 4642