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きみ‐がり【君許】🔗🔉

きみ‐がり君許】 君のもと。万葉集8「沫雪にふらえて咲ける梅の花―やらば」→がり ○君君たらずとも、臣臣たらざるべからずきみきみたらずともしんしんたらざるべからず [孔安国、古文孝経]主君は主君としての徳がなくても、臣下は臣下としての道を守って忠義をつくさなければならない。 ⇒きみ【君・公】 ○君君たり、臣臣たりきみきみたりしんしんたり [論語顔淵「斉景公政を孔子に問う、孔子対こたえて曰く、君君たり、臣臣たり、父父たり、子子たり」]君臣がおのおのその本分をつくす。また、転じて、主君が本分をつくさなければ臣下もまたその本分をつくさないの意にも用いる。 ⇒きみ【君・公】

きみ‐けいせい【君傾城】🔗🔉

きみ‐けいせい君傾城】 (君と傾城と同義の語を重ねたもの)遊女。

きみ‐ざね【君ざね】🔗🔉

きみ‐ざね君ざね】 (ザネは接尾語)本妻。大和物語「我が―と頼むいかにぞ」

きみ‐さま【君様】🔗🔉

きみ‐さま君様】 ①相手を敬っていう語。あなたさま。竹斎「―は当世はやる藪医師、人を殺しやる」 ②男女が互いにその恋人を親しんでいう語。かのさま。かたさま。松の葉1「まだ夜は夜中よ、しげれとんと―」 ③遊女を敬っていう語。好色一代男3「今や今やと待つほどに―の足音して」

きみさわ‐がた【君沢形】‥サハ‥🔗🔉

きみさわ‐がた君沢形‥サハ‥ 幕末、ロシア使節プチャーチンが伊豆国君沢郡戸田へだ村でスクーナー型帆船を建造して帰国した後、幕府が同地の船大工に造らせた同型帆船。1857年(安政4)に竣工。

き‐みじか【気短】🔗🔉

き‐みじか気短】 気の短いこと。せっかちで、ゆっくり待てないこと。「―な人」↔気長

きみ‐しぐれ【黄身時雨】🔗🔉

きみ‐しぐれ黄身時雨】 白餡しろあんに卵黄と砂糖とを加えてねり、微塵粉みじんこをまぜ、蒸した菓子。 黄身時雨 撮影:関戸 勇

広辞苑 ページ 4952