複数辞典一括検索+
きょうげん‐かた【狂言方】キヤウ‥🔗⭐🔉
きょうげん‐かた【狂言方】キヤウ‥
①能役者のうち狂言・能の中のアイ、翁の三番叟と風流を務める者。大蔵流・和泉流が現存、鷺流は明治年間に廃絶。
②歌舞伎の狂言作者の下級者。書抜きを作り、幕の開閉の拍子木を打つなど演出事務に当たる。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐き【狂言記】キヤウ‥🔗⭐🔉
きょうげん‐き【狂言記】キヤウ‥
狂言の詞章を集録した書。1660年(万治3)から刊行され、絵入の角書つのがきがある。狂言記・続狂言記・狂言記拾遺・狂言記外五十番の4種があり、曲数は合わせて200番。近世初期に上方かみがたで活躍した町風まちふう群小流派の台本に拠ったものらしく、読み物として広まった。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐きご【狂言綺語】キヤウ‥🔗⭐🔉
きょうげん‐きご【狂言綺語】キヤウ‥
(キョウゲンキギョとも)道理にあわない言と巧みに飾った語。小説・物語または歌舞音曲などをおとしめていう。平家物語3「願はくは今生世俗文字の業、―の誤りをもつてといふ朗詠をして」。(書名別項)
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげんきご【狂言綺語】キヤウ‥🔗⭐🔉
きょうげんきご【狂言綺語】キヤウ‥
滑稽本。式亭三馬作。2冊。1804年(文化1)刊。主に商品広告文を蒐集。
きょうげん‐ざ【狂言座】キヤウ‥🔗⭐🔉
きょうげん‐ざ【狂言座】キヤウ‥
①能舞台で、橋掛りが後座あとざに接続する部分の奥まった位置。間あい狂言役の着座する所。間座あいざ。→能舞台(図)。
②歌舞伎芝居の劇場。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐さくしゃ【狂言作者】キヤウ‥🔗⭐🔉
きょうげん‐さくしゃ【狂言作者】キヤウ‥
歌舞伎狂言を作る人。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐し【狂言師】キヤウ‥🔗⭐🔉
きょうげん‐し【狂言師】キヤウ‥
①狂言を演ずる役者。→狂言方。
②江戸時代、幕府や大名の奥向に出て歌舞伎狂言を演じた踊りの女師匠。お狂言師。
③たくらんで他人をだます人。
⇒きょう‐げん【狂言】
広辞苑 ページ 5127。