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くし【串】🔗🔉

くし】 ①竹または金属で作り、箸のように細く先をとがらせた物で、魚肉その他の食物を刺し通して、あぶりまたは乾かすなどに用いる具。 ②細長くて物を貫くのに用いる物。法華経玄賛平安中期点「大なる鉄の串クシを以て下より之を貫きて」。今昔物語集24「その御幣の―に書き付けて奉りたりける」 ③蝋燭ろうそくの芯しん。犬子集えのこしゅう「ちやくちやくと取れ蝋燭の―」

くし【髪】🔗🔉

くし】 ①かみのけ。頭髪。枕草子104「御―など参る程に」 ②頭。首。竹取物語「御―もたげて」

くし【櫛】🔗🔉

くし】 頭髪をすいたり髪飾りとしてさしたりする道具。竹・黄楊つげ・象牙・鼈甲べっこう・合成樹脂などでつくる。万葉集16「―造る刀自とじ」。「―を入れる」 ⇒櫛の歯が欠けたよう ⇒櫛の歯を挽く

く‐し【口四】🔗🔉

く‐し口四】 〔仏〕十悪のうち、口業くごうによって生ずる四つのもの。すなわち、妄語・綺語・悪口・両舌。「身三―意三」

く‐し【口詩】🔗🔉

く‐し口詩】 物に書かず、口で詠ずる詩。源氏物語須磨「むまやの長おさに―取らする人もありけるを」

く‐し【好士】🔗🔉

く‐し好士】 上品な人。また、風雅の道に通じ、それをよくする人。申楽談儀「飯尾善右衛門とてげんの―にて」→こうし

く‐し【苦使】🔗🔉

く‐し苦使】 むごく使うこと。酷使。

く‐し【駆使】🔗🔉

く‐し駆使】 ①追い使うこと。 ②自由に使いこなすこと。「コンピューターを―する」

く‐し【齲歯】🔗🔉

く‐し齲歯】 むしば。うし。

く・し【奇し】🔗🔉

く・し奇し】 〔形シク〕 不思議である。霊妙である。

くじ【籤・鬮】🔗🔉

くじ籤・鬮】 (「孔子」とも当てる)古く、神意をうらなう方法の一つ。のち、容易に決しがたい事柄の決定に用いられるようになった。紙片・竹片・こよりなどに文句または符号を記しておき、その一つをぬきとらせ、吉凶・勝敗・等級などを決定する。「―を引く」「―に当たる」

広辞苑 ページ 5582