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けいしき‐げんご【形式言語】🔗⭐🔉
けいしき‐げんご【形式言語】
(formal language)人工語のうち、構造・文字などの形式を重視して扱う言語。論理学などに基礎をおき、多く生成文法やオートマトンによって定義される。文法は規則的で簡潔。表現の融通性に欠けるが、機械に理解させやすいため、プログラム言語をはじめ計算機科学のさまざまな面で活用。
⇒けい‐しき【形式・型式】
けいしき‐しゃかいがく【形式社会学】‥クワイ‥🔗⭐🔉
けいしき‐しゃかいがく【形式社会学】‥クワイ‥
ジンメルが首唱し、社会学を独自の科学として確立させた社会学説。異なる社会集団に共通して見られる上下関係・競争・模倣・分業といった関係の形式を研究する。フィーアカント(A.Vierkandt1867〜1953)やウィーゼ(L. von Wiese1876〜1969)によって発展。M.ウェーバーにも影響を与えた。
⇒けい‐しき【形式・型式】
けいしき‐しゅぎ【形式主義】🔗⭐🔉
けいしき‐しゅぎ【形式主義】
(formalism)
①一般に事物の形式を重んずる結果、内容そのものを軽視または無視する態度。「―におちいる」
②ヒルベルトが唱えた数学基礎論上の立場。数学理論を記号の体系(形式的体系)とみなして、そこに矛盾が生じないことを証明することによって、数学に基礎を与えようとした。
③〔哲〕カントのように、認識や道徳法則の普遍妥当性を、理性のア‐プリオリな形式にのみ根拠づけようとする立場。シェーラーはこれを批判して実質的価値倫理学を主張。→定言命法。
④芸術作品の価値を主として形式にあると考える立場。例えばハンスリック・フィードラー・ヒルデブラントなど。文学ではテキストの形式や構造そのものを問題とするロシア‐フォルマリズムやニュー‐クリティシズム・構造主義詩学など。
⑤〔法〕所有権などの物権変動が効力を生ずるには、登記や引渡しを必要とするという立法上の考え方。↔意思主義。
⇒けい‐しき【形式・型式】
広辞苑 ページ 6059。