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けいめい‐がく【刑名学】🔗🔉

けいめい‐がく刑名学】 名(言論)と実(実行)との一致・不一致をみて、君主が臣下の賞罰を決定する法治思想。中国で、戦国時代に申不害・商鞅・韓非らが説いた。 ⇒けい‐めい【刑名】

けいめい‐くとう【鶏鳴狗盗】‥タウ🔗🔉

けいめい‐くとう鶏鳴狗盗‥タウ [史記孟嘗君伝](中国の戦国時代、斉の孟嘗君が鶏の鳴きまねの上手な者や狗いぬのように物を盗む者を食客としていたおかげで難を逃れたという故事から)ものまねやこそどろのようなくだらない技能の持主。また、くだらない技能でも役に立つことがあるたとえ。→函谷関の鶏鳴(「函谷関」成句) ⇒けい‐めい【鶏鳴】

げい‐めん【黥面】🔗🔉

げい‐めん黥面】 顔にいれずみをすること。魏志倭人伝「男子大小となく皆―文身す」

けい‐もう【啓蒙】🔗🔉

けい‐もう啓蒙】 (「啓」はひらく、「蒙」はくらい意)無知蒙昧もうまいな状態を啓発して教え導くこと。〈文明本節用集〉。「大衆を―する」 ⇒けいもう‐しそう【啓蒙思想】 ⇒けいもう‐ぜったい‐くんしゅ【啓蒙絶対君主】 ⇒けいもう‐てき【啓蒙的】

けいもう‐しそう【啓蒙思想】‥サウ🔗🔉

けいもう‐しそう啓蒙思想‥サウ ヨーロッパ思想史上、17世紀末葉に起こり18世紀後半に至って全盛に達した旧弊打破の革新的な思想。人間的・自然的理性(悟性)を尊重し、宗教的権威に反対して人間的・合理的思惟の自律を唱え、正しい立法と教育を通じて人間生活の進歩・改善、幸福の増進を行うことが可能であると信じ、宗教・政治・社会・教育・経済・法律の各方面にわたって旧慣を改め新秩序を建設しようとした。オランダ・イギリスに興り、フランス・ドイツに及び、フランス革命を思想的に準備する役割を果たした。代表者にイギリスのロック・ヒューム、フランスのモンテスキュー・ヴォルテールおよび百科全書派、ドイツのウォルフ・レッシング・カントなど。啓蒙主義。 ⇒けい‐もう【啓蒙】

けいもう‐ぜったい‐くんしゅ【啓蒙絶対君主】🔗🔉

けいもう‐ぜったい‐くんしゅ啓蒙絶対君主】 (enlightened despot)18世紀のヨーロッパ諸国で、啓蒙思想の影響のもとに、絶対主義の枠内で富国強兵を目指す上からの近代化のため、若干の改革や進歩的政策を行なった開明的な君主。プロイセンのフリードリヒ大王、オーストリアのヨーゼフ2世、ロシアのエカテリーナ2世など。啓蒙専制君主。 ⇒けい‐もう【啓蒙】

広辞苑 ページ 6114