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あやのつづみ【綾鼓】🔗⭐🔉
あやのつづみ【綾鼓】
能。庭掃きの老人が女御を思慕する。なぶられて綾で作った鼓を打たされるが鳴らぬので絶望して自殺し、怨霊となって女御を恨む。→恋重荷こいのおもに
あや‐はとり【漢織】🔗⭐🔉
あや‐はとり【漢織】
(アヤハタオリ(漢機織)の約)大和政権に仕えた渡来系の機織技術者。雄略朝に漢土から来たという。雄略紀「―・呉織くれはとり…を将いて」→呉織
あや‐ひがき【綾桧垣】🔗⭐🔉
あや‐ひがき【綾桧垣】
ヒノキの薄板や皮で、あじろに編んだ垣。夫木和歌抄31「―立てへだてたる」
あや‐ひと【漢人】🔗⭐🔉
あや‐ひと【漢人】
①古代の渡来系氏族。東漢直やまとのあやのあたいの祖阿知使主あちのおみに率いられて渡来したと称する。東漢氏の配下にあって、錦・綾の生産、武具・革具などの手工業を職とした。
②古代の中国系と称する渡来人の通称。
→漢氏あやうじ
あや‐ぶね【紋船・綾船】🔗⭐🔉
あや‐ぶね【紋船・綾船】
戦国時代、琉球国から薩摩の島津氏に世子嗣立を慶賀するために派遣された使節船。船首に青雀黄竜を描くなど装飾してあるのでいう。近世、薩摩に服属以降は、楷船かいせんと称した。
あやぶ・む【危ぶむ】🔗⭐🔉
あやぶ・む【危ぶむ】
[一]〔自五〕
①あやういと思う。気がかりに思う。懸念する。源氏物語浮舟「宇治橋の長き契りは朽ちせずを―・む方に心騒ぐな」。「事の成就を―・む」「合格が―・まれる」
②疑う。〈日葡辞書〉
[二]〔他下二〕
あやうくする。垂仁紀「社稷くにを―・めむとす」
あや‐ふや🔗⭐🔉
あや‐ふや
どちらとも決定しないこと。あいまいなこと。どっちつかずで頼りないこと。誹風柳多留21「―な主とりをする黒い猫」。「―な話」「―に答える」
⇒あやふや‐にんぎょう【あやふや人形】
あやふや‐にんぎょう【あやふや人形】‥ギヤウ🔗⭐🔉
あやふや‐にんぎょう【あやふや人形】‥ギヤウ
江戸時代の玩具人形の一種。奇特頭巾きどくずきんをつけた女人形で、美醜いずれともつかないところからいう。
⇒あや‐ふや
あや‐ふり【綾振り】🔗⭐🔉
あや‐ふり【綾振り】
①数個のお手玉を投げ上げて、片手または両手で受けることを繰り返して行う女児の遊戯。
②生糸を枠に巻き取る時、糸を綾状に交差させること。糸のくずれを防ぐと同時に巻直しを容易にする。絡文。
広辞苑 ページ 630。