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こう‐じん【紅塵】‥ヂン🔗🔉

こう‐じん紅塵‥ヂン ①立ちのぼる塵の、日に映じてあかく見えるもの。 ②市街地に立つ塵。転じて、世のわずらわしい俗事。俗塵。黄塵。太平記4「―の外ほかに遊んで」 ③香銘。正倉院宝物の浅香せんこうで、蘭奢待らんじゃたいと並称される名香。仁和寺に分木されたといわれる。

こう‐じん【荒神】クワウ‥🔗🔉

こう‐じん荒神クワウ‥ ①三宝荒神さんぼうこうじんの略。竈かまどの神。日本永代蔵2「掛鯛を六月まで―の前に置きけるは」 ②俗に、女房。金子春浦、銀杏がへし「兎角口の出したがる向ふ三軒両隣りの―達は承知せず」 ③かげにいてそれぞれの人を保護すると信じられていた神。東海道中膝栗毛3「わしにもハイ―さまがついてゐずに」 ④西日本で祀まつる屋敷神。同族祭祀のことが多い。→地神じがみ2⇒こうじん‐ぐ【荒神供】 ⇒こうじん‐だな【荒神棚】 ⇒こうじん‐ばしら【荒神柱】 ⇒こうじん‐ばらい【荒神祓】 ⇒こうじん‐ぼうき【荒神帚】 ⇒こうじん‐まつ【荒神松】 ⇒こうじん‐まつり【荒神祭】

こう‐じん【候人】🔗🔉

こう‐じん候人】 ①中国で、賓客を途上で送迎する人。 ②⇒こうにん

こう‐じん【耕人】カウ‥🔗🔉

こう‐じん耕人カウ‥ 田畑を耕す人。〈[季]春〉

こう‐じん【貢人】🔗🔉

こう‐じん貢人】 貢挙された人。ぐにん。→貢挙

こう‐じん【降人】カウ‥🔗🔉

こう‐じん降人カウ‥ ⇒こうにん

こう‐じん【高人】カウ‥🔗🔉

こう‐じん高人カウ‥ ⇒こうにん

こう‐じん【黄塵】クワウヂン🔗🔉

こう‐じん黄塵クワウヂン ①黄色のつちけむり。〈[季]春〉 ②世俗のわずらい。うるさい俗世間。俗塵。「―にまみれる」 ⇒こうじん‐ばんじょう【黄塵万丈】

こう‐じん【鮫人】カウ‥🔗🔉

こう‐じん鮫人カウ‥ 中国で、想像上の人。人魚の類。南海に住み、常に機はたを織り、またしばしば泣き、涙は落ちて珠となると伝える。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「怒れる涙はらはらと―が玉を貫けり」

広辞苑 ページ 6663