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こころ‐の‐いと【心の糸】🔗🔉

こころ‐の‐いと心の糸】 心の乱れがちなことを糸にたとえていう語。

こころ‐の‐いとま【心の暇】🔗🔉

こころ‐の‐いとま心の暇】 ①何事も思わない時。心ののどかな時。源氏物語賢木「いとど御―なくて」 ②心の中でいとまごいをすること。浄瑠璃、曾我扇八景「よそながら心の御暇をせしが」

こころ‐の‐いろ【心の色】🔗🔉

こころ‐の‐いろ心の色】 ①心の様子。心持。後撰和歌集「―に深く見えけれ」 ②心のつや。やさしみ。徒然草「げには―なく、情おくれ」

こころ‐の‐うま【心の馬】🔗🔉

こころ‐の‐うま心の馬】 (「意馬」の訓読)情意の制しがたいことを馬にたとえていう語。心の駒。→意馬心猿

こころ‐の‐うみ【心の海】🔗🔉

こころ‐の‐うみ心の海】 心の深く広いことを海にたとえていう語。

こころ‐の‐うら【心の占】🔗🔉

こころ‐の‐うら心の占】 心で将来をおしはかること。推測。古今和歌集「―ぞまさしかりける」

こころ‐の‐うら【心の浦】🔗🔉

こころ‐の‐うら心の浦】 「心の裏」を「浦」にかけていう語。心の中。夫木和歌抄25「―に袖ぬらせとは」

こころ‐の‐うら【心の裏】🔗🔉

こころ‐の‐うら心の裏】 心のうち。

こころ‐の‐お【心の緒】‥ヲ🔗🔉

こころ‐の‐お心の緒‥ヲ (「心緒」の訓読)心。特に、物を思い続ける心。拾玉集5「むすぼほる―こそかなしけれ」

こころ‐の‐おき【心の熾】🔗🔉

こころ‐の‐おき心の熾】 思いこがれる心を熾にたとえていう語。新撰万葉集「人を念ふ―は身をぞ焼く」

こころ‐の‐おきて【心の掟】🔗🔉

こころ‐の‐おきて心の掟(→)「こころおきて」に同じ。

こころ‐の‐おく【心の奥】🔗🔉

こころ‐の‐おく心の奥】 心の底。しんてい。伊勢物語「人の―も見るべく」

こころ‐の‐おに【心の鬼】🔗🔉

こころ‐の‐おに心の鬼】 人知れず思うところがあるため、事実のはっきりしないことにも、疑いを抱いたり、ひそかに恥じ恐れたりすること。疑心暗鬼。良心の呵責かしゃく。蜻蛉日記「―は、もしここ近き所にさはりありて、かへされてにやあらむと思ふに」。枕草子130「かたはらいたく―いできて」 ○心の鬼が身を責めるこころのおにがみをせめる 良心の呵責かしゃくをうける。 ⇒こころ【心】

広辞苑 ページ 7075