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こころ‐の‐つの【心の角】🔗🔉

こころ‐の‐つの心の角】 邪心を角にたとえていう語。浄瑠璃、蝉丸「恐しや、―の枝高き、かげろふの森ほの暗し」

こころ‐の‐つゆ【心の露】🔗🔉

こころ‐の‐つゆ心の露】 悲しみのため心中に催す涙を露にたとえていう語。拾遺和歌集「秋はわが―にあらねども」

こころ‐の‐つるぎ【心の剣】🔗🔉

こころ‐の‐つるぎ心の剣】 自分や他人の身に害を与える心。好色一代男4「―を捨て西の方を拝み」

こころ‐の‐てつがく【心の哲学】🔗🔉

こころ‐の‐てつがく心の哲学】 心の本性や機能を解明する哲学の一分野。特に20世紀後半、脳科学・情報科学・認知科学などの発展を受けて、心の働きを物質的過程(脳の状態)から説明する潮流。心脳同一説・機能主義・消去的唯物論などの立場がある。

こころ‐のどか【心長閑】🔗🔉

こころ‐のどか心長閑】 心しずかなこと。のんびりとおちついたさま。

こころ‐の‐とまり【心の止り】🔗🔉

こころ‐の‐とまり心の止り】 移りかわる心が最後にゆきついて変わらない対象。浜松中納言物語2「この人を―に朝夕見てこそ」

こころ‐の‐とも【心の友】🔗🔉

こころ‐の‐とも心の友】 互いに心を知りあった友。また、心を慰めてくれるもの。

こころ‐の‐なし【心の做し】🔗🔉

こころ‐の‐なし心の做し】 気のせい。思いなし。こころなし。源氏物語宿木「―にやあらむ」

こころ‐の‐にごり【心の濁り】🔗🔉

こころ‐の‐にごり心の濁り】 心のけがれ。邪念。煩悩ぼんのう

こころ‐の‐はしら【心の柱】🔗🔉

こころ‐の‐はしら心の柱⇒しんのはしら

こころ‐の‐はちす【心の蓮】🔗🔉

こころ‐の‐はちす心の蓮】 人間が本来有する清浄な心を蓮華れんげにたとえていう語。散木奇歌集「植ゑおきし―開けなむ」

こころ‐の‐はて【心の果て】🔗🔉

こころ‐の‐はて心の果て】 心のゆきつくところ。千載和歌集「眺めやる―ぞなかりける」

こころ‐の‐はな【心の花】🔗🔉

こころ‐の‐はな心の花】 ①移ろいやすい人の心を、散りやすい花にたとえていう語。古今和歌集「色見えでうつろふものは世の中の人の―にぞありける」 ②美しい心、風流を解する心、晴れやかな心などを花にたとえていう語。竹斎「―の情をばかけさせ給へ」

こころのはな【心の花】🔗🔉

こころのはな心の花】 短歌雑誌。佐佐木信綱主宰の竹柏会で発行。1898年(明治31)創刊。

広辞苑 ページ 7078