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こころ‐の‐はる【心の春】🔗🔉

こころ‐の‐はる心の春】 春のように陽気でのどかな心。玉葉集「物思へば―も知らぬ身に」

こころ‐の‐ひま【心の暇】🔗🔉

こころ‐の‐ひま心の暇】 心に物思いのない時。心がのんびりしている時。詞花和歌集「秋の夜の月に―ぞなき」

こころ‐の‐ひも【心の紐】🔗🔉

こころ‐の‐ひも心の紐】 心をひきしめる紐。心をゆるめないようにすることのたとえ。

こころ‐の‐ふた【心の蓋】🔗🔉

こころ‐の‐ふた心の蓋】 本心をおおいかくすもの。浄瑠璃、曾我扇八景「いつかはあけん―」

こころ‐の‐ほか【心の外】🔗🔉

こころ‐の‐ほか心の外】 ①思いのほか。心に望む通りでないこと。また、思いがけないこと。千載和歌集「―なることありてしらぬ国に侍りけるとき」 ②心に留めないこと。よそごと。新古今和歌集「今はただ―に聞くものを」

こころ‐の‐ほとけ【心の仏】🔗🔉

こころ‐の‐ほとけ心の仏】 人の心の本性は仏で、自己の心以外に仏はないということ。

こころ‐の‐まつ【心の松】🔗🔉

こころ‐の‐まつ心の松】 心の中に「待つ」ことを「松」にかけていう語。拾遺和歌集「杉たてる宿をぞ人はたづねける―はかひなかりけり」

こころ‐の‐まま【心の儘】🔗🔉

こころ‐の‐まま心の儘】 思うまま。思う存分。

こころ‐の‐みず【心の水】‥ミヅ🔗🔉

こころ‐の‐みず心の水‥ミヅ 心の清濁・深浅などを水にたとえていう語。詞花和歌集「思ひやれ―の浅ければ」

こころ‐の‐みち【心の道】🔗🔉

こころ‐の‐みち心の道】 ①心に守るべき道。古事談3「―だになほければ」 ②心を通わせる道。御室五十首「思ひやる―や近からむ」

こころ‐の‐みなと【心の湊】🔗🔉

こころ‐の‐みなと心の湊】 硯すずりの異称。

こころ‐の‐やいば【心の刃】🔗🔉

こころ‐の‐やいば心の刃】 ①他人や自分を害する心。心の剣。浄瑠璃、平家女護島「沈みし君を助けたる咎とて殺す―」 ②心をこめた刃物。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「この剃刀はわたしがみがく―」

こころ‐の‐やど【心の宿】🔗🔉

こころ‐の‐やど心の宿】 ①心の宿るところ。玉葉集釈教「かりそめに―となれる身を」 ②心そのもの。心中。拾玉集4「―ぞ荒れ初めぬる」

こころ‐の‐やま【心の山】🔗🔉

こころ‐の‐やま心の山】 心の奥深いこと、また、積もる思いを山にたとえていう語。新千載和歌集釈教「法を思ふ―し深ければ世の常ならぬ鳥も鳴くなり」

広辞苑 ページ 7079