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こと‐こい【言乞い】‥コヒ🔗⭐🔉
こと‐こい【言乞い】‥コヒ
占いをすること。散木奇歌集「さらひする室の八島の―に」
こと‐こい【異恋】‥コヒ🔗⭐🔉
こと‐こい【異恋】‥コヒ
ことなる恋。別の恋。散木奇歌集「君をおきて―するか」
○事ここに至ることここにいたる
(事態が悪化して)どうにもならない現在の局面になる。「事ここに至っては戦いは避けられない」
⇒こと【事】
こと‐ごころ【異心】🔗⭐🔉
こと‐ごころ【異心】
①ほかのことを思う心。ほかの考え。宇津保物語吹上上「―なくて、夜を昼になしてなむ急ぎまうでこし」
②ふた心。あだし心。伊勢物語「かしこく思ひかはして―なかりけり」
○事志と違うことこころざしとちがう
事態が自分の意図と食い違う。
⇒こと【事】
こと‐こと🔗⭐🔉
こと‐こと
①堅いものが連続して軽く打ち当たる音。「風で窓が―鳴る」
②ものを煮込む音。また、そのさま。「かゆを―と煮る」
③小正月の行事。(→)「ほとほと」3に同じ。
こと‐ごと【事毎】🔗⭐🔉
こと‐ごと【事毎】
事あるたび。いつも。「―にけなす」
こと‐ごと【事事・悉】🔗⭐🔉
こと‐ごと【事事・悉】
[一]〔名〕
①この事あの事。あれこれ多くの事。千載和歌集秋「―に悲しかりけり」
②すべて。全部。万葉集2「夜はも夜の―、昼はも日の―」
[二]〔副〕
まったく。完全に。栄華物語根合「二葉より―疑ひなく、后がねとかしづき聞え給へるに」
こと‐ごと【異事】🔗⭐🔉
こと‐ごと【異事】
異なる事。ほかのこと。別段の事。源氏物語若紫「この月ごろはありしにまさるものおもひに―なくて過ぎゆく」
こと‐ごと【異異】🔗⭐🔉
こと‐ごと【異異】
[一]〔名〕
べつべつ。まちまち。源氏物語蛍「御ましなども―にて大殿ごもる」
[二]〔副〕
別々に。まちまちに。古今和歌集冬「誰か―わきて折らまし」
ごと‐ごと🔗⭐🔉
ごと‐ごと
物の鳴る音。物の煮える音。「荷車を―と引いて行く」
ことごと‐く【悉く・尽く】🔗⭐🔉
ことごと‐く【悉く・尽く】
〔副〕
①のこらず。すべて。みな。阿毘達磨雑集論平安初期点「一切世間、咸コトゴトクニ恭敬せらる」。「―失敗する」
②全く。甚だ。狂言、秀句傘「今の秀句―聞事にこそ有れ」
⇒悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず
○悉く書を信ずれば則ち書無きに如かずことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず
[孟子尽心下](「書」の原義は「書経」)いくら立派な書物でも、すべてが真理であるとは限らないから、その中にあることをすべて信ずるようならば、かえって書物を読まない方がよい。
⇒ことごと‐く【悉く・尽く】
広辞苑 ページ 7295。