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○子供は風の子こどもはかぜのこ🔗⭐🔉
○子供は風の子こどもはかぜのこ
子供は寒い風をいとわず、活発に外で遊ぶことからいう。「―大人は火の子」
⇒こ‐ども【子供】
こども‐ほけん【子供保険】
生存保険の一種。親が契約者、子供が被保険者となるもの。教育資金の準備などを目的とし、貯蓄性が高い。→資金保険。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐や【子供屋】
①かげま茶屋の異称。洒落本、辰巳之園「根津にも店があり、芳町よしちょうでは―なり」
②特に、江戸深川で、女郎屋。遊女屋。洒落本、客者評判記「女でこそあれ二、三人も抱へ、一方の―とならんといはるる所」
⇒こ‐ども【子供】
こども‐やど【子供宿】
(→)子供屋1に同じ。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐らし・い【子供らしい】
〔形〕
①いかにも子供のようである。あどけない。
②子供のようなしかたである。
⇒こ‐ども【子供】
こども‐わざ【子供業】
①子供のしわざ。
②子供のようなしわざ。幼稚なしわざ。浄瑠璃、傾城島原蛙合戦「麦飯で鯉を釣るは―」
⇒こ‐ども【子供】
こと‐やぶり【事破り】
きまりや約束をやぶること。栄華物語若枝「ただ六つと定め申したるを…この宮こそ―におはしませ」
ことやまと‐の‐うじ【別倭種】‥ウヂ
日本人が他国人との間に生んだ子。
こと‐や・む【言止む】
[一]〔自下二〕
①言うことを止める。拾遺和歌集神楽歌「草のかき葉も―・めて聞け」
②音楽を奏するのを止める。源氏物語橋姫「皆―・め給ひては、いと本意なからむ」
[二]〔他下二〕
言うことを止めさせる。だまらせる。祝詞、大殿祭「事問ひし磐ね木この立ち、草の片葉かきはをも―・めて」
こと‐ゆえ【事故】‥ユヱ
①(下に「無し」を伴うことが多い)さしさわり。古今著聞集8「母子共に―なく侍りけり」
②…の理由で。…であるため。源氏物語若紫「何か浅う思ひ給へむ―、かうすきずきしきさまを見えたてまつらむ」
こと‐ゆ・く【事行く】
〔自四〕
事がうまく進行する。竹取物語「―・かぬものゆゑ、大納言をそしりあひたり」
こと‐ゆる・す【言許す】
〔他四〕
聞き入れる。承知する。万葉集7「―・せやも打橋渡す」
こと‐よう【異用】
ほかの用事。別の用途。徒然草「また―にも用ふることなくて」
こと‐よう【異様】‥ヤウ
変わっている状態。普通とはちがう様子。徒然草「八重桜は―の物なり」
こと‐ようか【事八日】‥ヤウカ
(東日本で)旧暦2月8日(お事始め)と12月8日(お事納め)とを併せていう称。
こと‐よ‐がり【言好がり】
うまいことを言うこと。相手の気に入るようなことを言うこと。源氏物語総角「憎き賢しらも言ひまぜて―などもすめるを」
こと‐よ‐が・る【言好がる】
〔自四〕
うまいことを言う。相手の気に入りそうなことを言う。源氏物語蓬生「―・るを更にうけひき給はねば」
こと‐よげ‐さ【事善げさ】
事をよくしおおせたと思うさま。得意なさま。大石寺本曾我「われらをすかしおほせたりと思ひし顔の―よ」
こと‐よさ【異夜さ】
他日の夜。為忠百首「―はきらきらしくて」
こと‐よさ・す【言寄さす・事寄さす】
〔他四〕
(古く四段に活用した「ことよす」に敬意を表す「す」の付いた形)御命令になる。御委任になる。祝詞、大祓詞「安国やすくにと平けくしろしめせと―・しまつりき」
こと‐よ・し【言好し】
〔形ク〕
口先が上手である。言葉巧みである。源氏物語蓬生「よももてなし聞えじなど、いと―・く言へば」
こと‐よ・す【言寄す・事寄す】
〔他下二〕
(古く四段に活用)
⇒ことよせる(下一)
ことよせ‐づま【言縁妻】
自分との仲がうわさに立っている女。また、言い寄った女ともいう。万葉集11「里人の―を」
こと‐よ・せる【言寄せる・事寄せる】
〔他下一〕[文]ことよ・す(下二)
①言葉で助力する。加護する。万葉集18「天地あめつちの神―・せて」
②事をゆだねる。まかせる。命ずる。→ことよさす。
③うわさを立てる。言い立てる。万葉集7「瀬を早み君が手取らば―・せむかも」
④かこつける。言いわけにする。後拾遺和歌集恋「わが宿の軒のしのぶに―・せてやがても茂る忘れ草かな」。「仕事に―・せて外出する」
⑤ことづける。新古今和歌集恋「忍びあまり天の河瀬に―・せむ」
こと‐よ・る【事寄る】
〔自四〕
同じ方向にばかりかたよる。その方にばかり寄る。源氏物語若菜上「やむごとなく思したるは限りありて、一方なめれば、それに―・りて」
ゴトランド‐き【ゴトランド紀】
〔地〕(Gotlandian Period)狭義のシルル紀のこと。→シルル紀
ことり
小さい堅いものの触れあたる音。
こ‐とり【子捕り・子取り】
①子供の遊戯の一つ。一人は鬼、一人は親、他はすべて子となって順々に親の後ろにつかまり、鬼が最尾の子を捕らえれば、代わって鬼となる。子をとろ子とろ。
②産児を母体から取り出すこと。
⇒ことり‐ばば【子取婆】
こ‐とり【小鳥】
小形の鳥。スズメ・ヒバリ・ウグイスの類。俳諧では、ツグミ・アトリなど小形の渡り鳥をいう。〈[季]秋〉。宇津保物語国譲下「―ども生きたるは犬宮に奉り給へば」
⇒ことり‐あみ【小鳥網】
⇒ことり‐あわせ【小鳥合せ】
⇒ことり‐やき【小鳥焼】
こ‐とり【部領】
(コトトリ(事執)の約)
①一部属の長。推古紀「粟田細目臣あわたのほそめのおみを前さきの―とす」
②(→)木鳥もくちょうに同じ。
③傀儡くぐつの長。遊女を率いる者。能因本枕草子とりもたるもの「くぐつの―」
⇒ことり‐づかい【部領使】
ごとり
大きいものの動き出す時などの音。「電車が―と動き出す」
ことり‐あみ【小鳥網】
小鳥を捕獲するのに用いる網。〈[季]秋〉。→霞かすみ網。
⇒こ‐とり【小鳥】
ことり‐あわせ【小鳥合せ】‥アハセ
小鳥を持ち寄って、鳴き声・羽色などの優劣を判ずる遊戯。
⇒こ‐とり【小鳥】
こ‐とりそ【古鳥蘇】
雅楽の高麗楽こまがく、高麗壱越調こまいちこつちょうの舞楽曲。新鳥蘇に対し、伝来の古いもの。元来は渤海楽の曲とされる。
ことり‐づかい【部領使】‥ヅカヒ
①東国の防人さきもりが筑紫の守備に交替の時、国司の官人が命ぜられてこれを引率した使。万葉集20「相模国の防人の―の守かみ」
②古代、7月の相撲すまいの節会に、国々の力士を召し出すために、朝廷から諸国に遣わされた使者。夕顔の花をかざしにしたという。万葉集5「相撲の―に因りて」
⇒こ‐とり【部領】
ことり‐ばば【子取婆】
産婆。とりあげ婆。
⇒こ‐とり【子捕り・子取り】
こ‐とりまし【小取回】
(→)「ことりまわし」に同じ。
こ‐とりまわし【小取回し】‥マハシ
機転のきくこと。きびきびしていること。西鶴織留6「下女―に働きければ」
ことり‐やき【小鳥焼】
小鳥を背開きにし、たれをつけて焼いたもの。やきとり。
⇒こ‐とり【小鳥】
こと‐わき【辞別き・言別き】
(→)「ことわけ」に同じ。
こと‐わ・く【辞別く・言別く】
〔自四〕
(祝詞のりとにいう語)特にことばを改めていう。別段に申す。祝詞、祈年祭「―・きて伊勢にます天照大御神の大前に白まおさく」
こと‐わけ【事訳】
①事柄のわけ。事柄の理由。
②いいわけ。弁解。
こと‐わけ【辞別け・言別け】
ことわくこと。また、そのことば。
こと‐わざ【諺】
古くから人々に言いならわされたことば。教訓・諷刺などの意を寓した短句や秀句。「蒔かぬ種ははえぬ」の類。古事記上「今に―に、雉きぎしの頓使ひたつかいと曰ふ本もと是なり」
こと‐わざ【言事】
言葉と出来事。履中紀「諸国に国史ふみひとを置く。―を記して四方の志ふみを達いたす」
こと‐わざ【事業】
しわざ。しごと。古今和歌集序「世の中にある人―しげきものなれば」
こと‐わざ【異業】
異なるわざ。他のしごと。宇津保物語国譲下「琴をこそ教へざらめ、―も彼の侍従のすることはえならぬをや」
こと‐わり【断り】
(「事割り」の意。→理ことわり)
①物事の理非をわかち定めること。判断。判定。源氏物語帚木「中将はこの―を聞きはてんと」
②申しわけ。言いわけ。源氏物語宿木「いみじう―して聞ゆとも、いとしるかるべいわざぞ」。「一言くらい―があってもよさそうだ」
③前もって理由を告げること。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「きつう酔うて御座んす故、―いうて内からお駕籠に召させます」。「何の―もなしに休む」
④(理由をのべて)相手の意志に添わない態度をとること。謝罪・辞退・拒絶など。栄華物語駒くらべ「年ごろの風病―(辞退)申して」。日本永代蔵3「又は昔の売り掛けに―(請求)申す分別か」。「―の手紙」
⇒ことわり‐がき【断り書き】
⇒ことわり‐じょう【断り状】
こと‐わり【理】
(物事の理非を分かち定める意から。→断り)
①道理。条理。万葉集5「世間よのなかはかくぞ―」。平家物語1「盛者必衰の―をあらはす」
②格式・礼儀にかなっていること。欽明紀「新羅―無し」
③理由。わけ。源氏物語須磨「その―をあらはにえ承り給はねば」
④当然のこと。もっともなこと。源氏物語桐壺「人の御心を尽し給ふも、げに―と見えたり」
⑤(副詞的に用いて)もちろん。無論。枕草子262「わが得たらむは―、人の許なるさへ憎くこそあれ」
⇒ことわり‐の‐いくさ【理の兵】
⇒ことわり‐の‐よそい【理の装い】
⇒理過ぎて
⇒理迫めて
⇒理無し
ことわり‐がき【断り書き】
本文についての説明・補足・例外などを書き記した文章。ただし書き。
⇒こと‐わり【断り】
ことわり‐じょう【断り状】‥ジヤウ
①理由を告げる書状。予告の書状。
②不承諾のてがみ。
③謝罪状。怠状。
⇒こと‐わり【断り】
広辞苑 ページ 7327。