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ことわり‐じょう【断り状】‥ジヤウ🔗🔉

ことわり‐じょう断り状‥ジヤウ ①理由を告げる書状。予告の書状。 ②不承諾のてがみ。 ③謝罪状。怠状。 ⇒こと‐わり【断り】 ○理過ぎてことわりすぎて 常軌を逸して。極端に。 ⇒こと‐わり【理】 ○理迫めてことわりせめて ①道理をつくして。本朝二十不孝「―心をしづめさせ」 ②道理が窮まって。甚だもっともであって。浄瑠璃、曾根崎「流涕りゅうていこがるる心意気―あはれなれ」 ⇒こと‐わり【理】 ○理無しことわりなし 道理にあわない。筋道が立たない。 ⇒こと‐わり【理】

ことわり‐の‐いくさ【理の兵】🔗🔉

ことわり‐の‐いくさ理の兵】 正義の兵。崇神紀「―を挙げて」 ⇒こと‐わり【理】

ことわり‐の‐よそい【理の装い】‥ヨソヒ🔗🔉

ことわり‐の‐よそい理の装い‥ヨソヒ 礼にかなった儀式。継体紀「―を備へて」 ⇒こと‐わり【理】

ことわ・る【断る・判る】🔗🔉

ことわ・る断る・判る】 〔他五〕 (「事割る」の意) ①物事の筋道をはっきりさせる。理非曲直を判断する。また、筋道を立てて説明する。三蔵法師伝承徳点「願はくは自ら裁コトハリおさへむ」。徒然草「にぎはひ豊かなれば、人には頼まるるぞかしと―・られ侍りし」 ②道理ありと認める。源氏物語竹河「いとやむごとなくて、久しくなり給へる御方にのみ―・りて、…この御方ざまをよからず取りなしなどするを」 ③物事の内容を理解する。思い知る。源氏物語「つらしと思ひしをりをりいかで人にも―・らせ奉らむと」 ④あらかじめ了解を求める。予告する。歌舞伎、東海道四谷怪談「必ず後で恨まつしやるな。―・りましたぞ―・りましたぞ」。「誰に―・ってそんな事をしたのか」「一言―・っておく」 ⑤(理由をのべて)言いわけをする。釈明する。今鏡「いと頼むかひなくと仰せられければ、―・り申す限りなくて」 ⑥《断》(理由を言って)辞退する。承諾しない。拒絶する。「援助の申出を―・る」「頼みを―・る」 ○事を起こすことをおこす 大きな事業・行動などを始める。また、事件をひきおこす。 ⇒こと【事】 ○事を欠くことをかく 不足する。なくて不自由する。事欠く。狂言、武悪「扇一本に事を欠かせらるるといふは」。「言うに事を欠いて」 ⇒こと【事】 ○事を構えることをかまえる 好んで事件を起こそうという態度をとる。物事を荒立てようとする。「ことさら―つもりはない」 ⇒こと【事】 ○事を好むことをこのむ ①何か事件の起こることを望む。事を荒立てたがる。求めて争おうとする。 ②風変りなことをしたがる。源氏物語夕顔「女なんわかく事をこのみて」 ⇒こと【事】 ○後度を突くごどをつく 念のため問いただす。確かめる。浄瑠璃、傾城反魂香「其の女房は何者と後度をつかるる」 ⇒ご‐ど【後度・後途】 ○事を分けることをわける 説明のために筋道を立てる。「事を分けて説明する」 ⇒こと【事】

広辞苑 ページ 7332