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さく【索】🔗🔉

さく】 大なわ。小さいのを縄じょうというのに対する。綱。謡曲、船弁慶「不動明王の―にかけて祈り祈られ」

さく【策】🔗🔉

さく】 ①文字を記した竹札。 ②くじ。占いの筮めどき。 ③官吏登用試験の問題。 ④はかりごと。「―をめぐらす」「―に溺れる」 ⑤政教に関する謀を述べる漢文の一体。 ⑥永字八法の一つ。「永」の第3画の横画。 ⇒策を講ずる ⇒策を弄する

さく【幘】🔗🔉

さく】 ①昔、中国で、髪を包んだ巾。頭巾。 ②神事の時、天皇の冠の巾子こじを括った巾。白の平絹へいけんを畳んで、纓えいを巾子ぐるみ括り、後ろに結び下げたもの。→御幘冠おんさくのかむり

さく【蒴】🔗🔉

さく】 ①蘚類せんるいの胞子嚢。受精の結果生じ、長い柄をそなえ、中に多数の胞子を含む。→苔こけ植物(図)。 ②(→)蒴果さくか

さく【爵】🔗🔉

さく⇒しゃく(爵)。源氏物語少女「心のままなる官―にのぼりぬれば」

さく【簀】🔗🔉

さく】 すのこ。また、竹製のむしろ。たかむしろ。 ⇒簀を易う

さく【佐久】🔗🔉

さく佐久】 長野県東部、佐久盆地にある市。もと陣屋町・宿場町。岩村田・中込・野沢などの集落がある。農産物集散地で水田養鯉は有名。電子工業が立地。人口10万。

さ・く【咲く】🔗🔉

さ・く咲く】 〔自五〕 (「咲」は「わらう」の意。漢詩「鳥鳴花咲」を「咲く」と読み慣わしたことから生じた訓) ①花の蕾つぼみが開く。孝徳紀「本毎に花は―・けども」。平家物語5「枯れたる草木も花―・き実なり」 ②波が白く立つ。万葉集20「今替る新防人が船出する海原の上に波な―・きそね」

さ・く【裂く・割く】🔗🔉

さ・く裂く・割く】 [一]〔他五〕 一つにまとまったものに切れ目などを入れ、強引に二つ(以上)に引き離す行為をいう。 ①ひきやぶる。伊勢物語「うへのきぬのかたをはり―・きやりてけり」。日葡辞書「クチヲサク」「ライクヮ(雷火)ヲチテキ(木)ヲサイタ」。「絹を―・くような悲鳴」 ②刃物などで切り開く。切り割る。神代紀「其の尾を―・きて視みそなわせば」。日葡辞書「トリヲサク」。「魚の腹を―・く」 ③(男女の仲などを)へだてる。宇津保物語蔵開中「―・くとは聞かぬ逢ふ事を今日あらはるるかみは何ぞも」。「相思のなかを―・く」 ④一部をわけて、他の用途に当てる。継体紀「もし削きて他ひとくにに賜はば、本の区域さかいにたがひなむ」。「時間を―・く」「紙面を―・く」 ⑤(「目―・く」などの形で)目のふちに入れ墨をする。播磨風土記「この二つの山を見れば、よく人の眼を―・きさげたるに似たり」 [二]〔自下二〕 ⇒さける(下一) ◇[一]2・4は、ふつう「割く」と書く。

広辞苑 ページ 7839