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さび‐うるし【錆漆】🔗⭐🔉
さび‐うるし【錆漆】
砥粉とのこを水で練り、更に「せしめうるし」(生漆)をまぜて練ったもの。漆器の下地などに用いる。さび。
さび‐え【錆絵】‥ヱ🔗⭐🔉
さび‐え【錆絵】‥ヱ
やや水分を多くした錆漆を筆につけて描いた絵や模様。上に彩漆いろうるしや蒔絵を加えたものもある。
さび‐えぼし【皺烏帽子】🔗⭐🔉
さび‐えぼし【皺烏帽子】
皺しぼを付けた烏帽子。平安末期より流行。今鏡「此頃こそ―きらめき烏帽子など」
ザビエル【Francisco de Xavier】🔗⭐🔉
ザビエル【Francisco de Xavier】
日本に渡来した最初のイエズス会士。スペインのナバラ王国の貴族。1541年東洋伝道のためインドからマラッカなどを遍歴、49年(天文18)鹿児島に来日、平戸・山口など日本各地に伝道。51年離日、中国に入ろうとして広東付近で病没。列聖。「インドの使徒」の号を追贈。漢名は方済各。シャビエル。ザベリヨ。(1506〜1552)
さび‐おさえ【錆押え】‥オサヘ🔗⭐🔉
さび‐おさえ【錆押え】‥オサヘ
日本画などで、銀地または銀泥が黒く変色するのを防ぐために、明礬みょうばん水を引くこと。
さび‐かえ・る【寂び返る】‥カヘル🔗⭐🔉
さび‐かえ・る【寂び返る】‥カヘル
〔自四〕
ひっそりとする。全く静まる。太平記29「さしもせき合ひつる城中―・つて」
さび‐がたな【錆刀】🔗⭐🔉
さび‐がたな【錆刀】
①刃のさびた刀。赤いわし。さびいわし。
②役に立たない者をいやしめていう語。浄瑠璃、雪女五枚羽子板「おのれごときの―が、主人の身に立つべきか」
さび‐かためぬり【錆固め塗】🔗⭐🔉
さび‐かためぬり【錆固め塗】
錆漆で下地を固めて仕上げる漆塗。室町時代の鎧よろいの盛上札もりあげざねなどに多い。
さび‐かべ【錆壁】🔗⭐🔉
さび‐かべ【錆壁】
上塗の土に鉄粉または古釘の煎汁をまぜて塗った壁。錆出し壁。
さびき‐づり【さびき釣り】🔗⭐🔉
さびき‐づり【さびき釣り】
海釣りで、鉤素はりすに多くの擬餌鉤ぎじばりをつけ、撒き餌で魚を集め、竿を上下させながら釣る方法。アジ・イワシ・サバの子などを釣るのに用いる。
さび‐きん【銹菌】🔗⭐🔉
さび‐きん【銹菌】
植物に寄生する担子菌類サビキン目に属する菌。種類は7000種に達する。多種多形の胞子を生じ、胞子は宿主の体外に現れるので、病植物はさびたように見える。菌糸は宿主植物の組織内に侵入して養分を吸収し、銹病を起こす。銹病菌。
広辞苑 ページ 8041。