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さび‐じ【錆地】‥ヂ🔗🔉

さび‐じ錆地‥ヂ 錆漆だけで仕上げる漆器の下地。

さびし・い【寂しい・淋しい】🔗🔉

さびし・い寂しい・淋しい】 〔形〕[文]さび・し(シク) 本来あった活気や生気が失われて荒涼としていると感じ、物足りなく感じる意。 ①もとの活気が失せて荒廃した感じがする。源氏物語末摘花「いといたう荒れわたりて、―・しき所に」 ②欲しい対象が欠けていて物足りない。満たされない。源氏物語若菜下「ありし猫をだに得てしがな。思ふこと、語らふべくはあらねど、傍―・しき慰めにもなつけむ」。「口が―・い」 ③孤独がひしひしと感じられる。源氏物語槿「とけて寝ぬ寝覚―・しき冬の夜に結ぼほれつる夢のみじかさ」。「ひとり―・く暮らす」 ④にぎやかでない。ひっそりとして心細い。源氏物語匂宮「院のうち―・しく人少なになりにけるを」。「―・い夜道」「ふところが―・い」

さびし‐み【寂しみ】🔗🔉

さびし‐み寂しみ】 さびしいこと。さびしい趣。さびしさ。夏目漱石、門「けれども世の中の―は、彼を思ひ切つた極端に駆り去る程に」

さびし・む【寂しむ・淋しむ】🔗🔉

さびし・む寂しむ・淋しむ】 [一]〔他下二〕 さびしがらせる。源平盛衰記39「さればとて―・め奉るべからず」 [二]〔他四〕 さびしがる。さびしく思う。現代の和歌に多く用いる。「ふる雪になんのかをりもなきものをこころなにとてしかは―・む」(牧水)

さび‐しゅ【錆朱】🔗🔉

さび‐しゅ錆朱】 鉄錆のようなくすんだ朱色。錆色。

さびし‐ら【淋しら】🔗🔉

さびし‐ら淋しら】 (ラは接尾語)さびしいさま。洞院摂政家百首「山蔭や裾野をかけて住む庵のもの―に鶉鳴くなり」

サビタ🔗🔉

サビタ (アイヌ語)〔植〕ノリウツギの別称。

さび‐だけ【錆竹】🔗🔉

さび‐だけ錆竹】 立枯れして表皮に錆の生じたように見える竹。また、硫酸で焼いてさびたような色をつけた竹。

さ‐ひつ【左筆】🔗🔉

さ‐ひつ左筆】 太刀の尻鞘しりざやや下鞍したぐらなどに虎斑とらふなどを極彩色に描いたもの。また、そのような描き絵模様の裲襠うちかけ

広辞苑 ページ 8042