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さんじゅう‐とが【三獣渡河】‥ジウ‥🔗🔉

さんじゅう‐とが三獣渡河‥ジウ‥ 〔仏〕三乗の修行に浅深があるのを、兎・馬・象の三獣が河を渡るのに喩えたもの。声聞しょうもん乗は兎が水に浮かんで渡るようで、縁覚えんがく乗は馬の足が水底に達したり達しなかったりするようで、菩薩ぼさつ乗は象の足が底に至るようであるとする。涅槃経などに説く。三獣渡水。→三乗

さんじゅうに‐そう【三十二相】‥ジフ‥サウ🔗🔉

さんじゅうに‐そう三十二相‥ジフ‥サウ ①仏がそなえているという三十二のすぐれた姿・形。すなわち手過膝(手が膝より長い)・身金色・眉間白毫みけんびゃくごう・頂髻相ちょうけいそう(頭頂に隆起がある)など。→八十随形好ずいぎょうごう。 ②女性の容貌・風姿の一切の美相。御伽草子、文正草子「―足らひたる、いつくしき姫にてありける」

さんじゅうにねん‐テーゼ【三二年テーゼ】‥ジフ‥🔗🔉

さんじゅうにねん‐テーゼ三二年テーゼ‥ジフ‥ 1932年(昭和7)にコミンテルンが決定した「日本における情勢と日本共産党の任務に関するテーゼ」の通称。天皇制打倒、寄生地主制の廃止などを主要任務とするブルジョア民主主義革命を主張。→二七年テーゼ

さんじゅうねん‐せんそう【三十年戦争】‥ジフ‥サウ🔗🔉

さんじゅうねん‐せんそう三十年戦争‥ジフ‥サウ 1618〜48年の30年間に、ドイツを舞台に行われた戦争。ハプスブルク・ブルボン両家の国際的敵対とドイツ新旧両教徒諸侯間の反目を背景に、皇帝の旧教化政策を起因としてボヘミアに勃発。新教国デンマーク・スウェーデン、のち旧教国フランスも参戦、ウェストファリア条約によって終了。スイス・オランダの独立、皇帝権の失墜、ドイツ国内分裂の促進、近代化の遅れなどをもたらした。

さんしゅう‐の‐おもい【三秋の思い】‥シウ‥オモヒ🔗🔉

さんしゅう‐の‐おもい三秋の思い‥シウ‥オモヒ [詩経王風、采葛「一日見ざるは、三秋の如し」]1日会わなければ3年もの長い間会わないような思いがすること。しきりに待ちこがれる気持。一日いちじつ三秋。 ⇒さん‐しゅう【三秋】

広辞苑 ページ 8223