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し‐あわ・す【為合はす】‥アハス🔗🔉

し‐あわ・す為合はす‥アハス 〔他下二〕 ①物事をうまくやる。太平記23「ただをりふし良く―・せられたる願書なり」 ②物と物とがきちんと合うようにする。日葡辞書「ウラ(裏)トヲモテ(表)ヲシアワスル」

し‐あわせ【仕合せ】‥アハセ🔗🔉

し‐あわせ仕合せ‥アハセ ①めぐりあわせ。機会。天運。仮名草子、伊曾保「こは―わろきことかな」。「ありがたき―」 ②なりゆき。始末。好色一代男4「その科のがれず、つひには捕へられて、この―」 ③(「幸せ」とも書く)幸福。好運。さいわい。また、運が向くこと。狂言、末広がり「―というて、身についた―ではおりない」。「―な気分」「末永くお―に」 ⇒しあわせ‐しだい【仕合せ次第】 ⇒しあわせ‐びょうし【仕合せ拍子】 ⇒しあわせ‐もの【仕合せ者】 ⇒しあわせ‐よし【仕合吉】

し‐あわせ【幸せ】‥アハセ🔗🔉

し‐あわせ幸せ‥アハセ ⇒しあわせ(仕合せ)3

し‐あわせ【詩合】‥アハセ🔗🔉

し‐あわせ詩合‥アハセ 左右に分かれて漢詩を作り、その詠詩を合わせて、判者に優劣の判定を請い、勝負を争うこと。また、その記録。959年(天徳3)に行われた十番詩合が最初。闘詩。→歌合

しあわせ‐しだい【仕合せ次第】‥アハセ‥🔗🔉

しあわせ‐しだい仕合せ次第‥アハセ‥ ①運の向くまま。運次第。可笑記「千二百両ほどに心得て、―に札ふだを落し」 ②近世、分散者が他日資力を回復したとき、未済の残余債権を弁済すること。 ⇒し‐あわせ【仕合せ】

しあわせ‐びょうし【仕合せ拍子】‥アハセビヤウ‥🔗🔉

しあわせ‐びょうし仕合せ拍子‥アハセビヤウ‥ 調子よく好運に際会すること。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「手拍子に口拍子、―の三三九度」 ⇒し‐あわせ【仕合せ】

しあわせ‐もの【仕合せ者】‥アハセ‥🔗🔉

しあわせ‐もの仕合せ者‥アハセ‥ 幸福者。果報者。 ⇒し‐あわせ【仕合せ】

しあわせ‐よし【仕合吉】‥アハセ‥🔗🔉

しあわせ‐よし仕合吉‥アハセ‥ 馬の腹当てに「仕合」「吉」などと染め抜いた語。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―の旅双六」→三宝荒神(図) ⇒し‐あわせ【仕合せ】

広辞苑 ページ 8355