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しおらし・いシヲラシイ🔗🔉

しおらし・いシヲラシイ 〔形〕[文]しをら・し(シク) ①優美である。狂言、茫々頭「田舎人さうなが、―・しや」 ②控え目でつつしみがあり、感心である。柔順で可憐かれんである。日本永代蔵2「此娘、―・しくかしこまり」。「―・いことを言う」 ③かわいらしい。「―・い小花」

ジオラマ【diorama】🔗🔉

ジオラマdiorama】 ①長い布に描いた背景の前に物を置いて照明し、実際の光景を見るような錯覚をおこさせる見世物。1889年(明治22)以降、東京の浅草辺に流行。幻視画。ディオラマ。→パノラマ。 ②実際の風景に似せて小型模型を配したもの。

しおり【栞】シヲリ🔗🔉

しおりシヲリ (「枝折しおり」から転じて) ①案内。手引き。入門書。「入学の―」 ②読みかけの書物の間に挟んで目印とする、短冊形の紙片やひも。古くは木片・竹片などでも作った。「―をはさむ」→装丁(図) 栞 撮影:関戸 勇

しおり【萎】シヲリ🔗🔉

しおりシヲリ 能や狂言の動作の一つ。うつむいて掌てのひらを目の前にかざし、涙を押さえる様子をすること。

しおり【撓】シヲリ🔗🔉

しおりシヲリ (「しほり」とも書いた)蕉風俳諧の根本理念の一つ。人間や自然を哀憐をもって眺める心から流露したものがおのずから句の姿に現れたもの。→さび(寂)→細み

し‐おり【枝折】‥ヲリ🔗🔉

し‐おり枝折‥ヲリ ①山道などで、木の枝を折りかけて帰りの道しるべとすること。新古今和歌集「吉野山去年こぞの―の道変へて」 ②枝折垣の略。 ③枝折戸の略。 ④城郭の異称。太閤記12「三の丸―ぎはまで追ひ入りしかども」 ⇒しおり‐がき【枝折垣】 ⇒しおり‐ど【枝折戸・柴折戸】

じ‐おり【地織】ヂ‥🔗🔉

じ‐おり地織ヂ‥ その地方で、主に自家用に供するために織った布。

しおり‐がき【枝折垣】‥ヲリ‥🔗🔉

しおり‐がき枝折垣‥ヲリ‥ 竹または木の枝を折りかけてつくった垣。 ⇒し‐おり【枝折】

広辞苑 ページ 8427