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しぜん‐し【自然誌】🔗🔉

しぜん‐し自然誌(→)博物学に同じ。 ⇒し‐ぜん【自然】

しぜん‐じ【自然児】🔗🔉

しぜん‐じ自然児】 社会の因習に染まらず、野生動物のような純粋さや荒々しさ、たくましさを備えた人。 ⇒し‐ぜん【自然】

じぜん‐じぎょう【慈善事業】‥ゲフ🔗🔉

じぜん‐じぎょう慈善事業‥ゲフ 宗教的・道徳的動機に基づいて、病人・老弱者・罹災者りさいしゃ・貧者の救済などのために行われる社会事業。内村鑑三、基督キリスト信徒の慰「基督教国に於ける―の盛なる実に東洋仏教国に於て予想だもする能はざるを見たり」 ⇒じ‐ぜん【慈善】

しぜん‐しつぎょうりつ【自然失業率】‥ゲフ‥🔗🔉

しぜん‐しつぎょうりつ自然失業率‥ゲフ‥ 非自発的失業のない状態、すなわち自発的失業と摩擦的失業のみが存在するときの失業率。完全雇用時の失業率。フリードマンが導入した概念。 ⇒し‐ぜん【自然】

しぜん‐しゅうきょう【自然宗教】‥ケウ🔗🔉

しぜん‐しゅうきょう自然宗教‥ケウ ①宗教の発達過程において、初期の自然発生的・原始的宗教の総称。主としてアニミズム・呪物崇拝・自然崇拝・多神教など。自然的宗教。自然教。↔倫理的宗教。 ②神の恩恵にもとづく啓示宗教に対し、人間の宗教的性質としての理性や感情などにもとづく宗教。近代初期、西欧で理神論の形をとって説かれた。 ⇒し‐ぜん【自然】

しぜん‐しゅぎ【自然主義】🔗🔉

しぜん‐しゅぎ自然主義】 (naturalism)すべてを自然に帰し、自然にまかせる立場。 ①〔哲〕 ㋐物質的自然を唯一または根本の原理とみなし、精神現象をも含めて一切の現象・過程を、このような自然の所産と考える立場。現代では、自然科学の成果を背景に、哲学と科学の連続性を主張するクワインらの立場。 ㋑善・正などの価値を自然的事実(快をもたらす、自己保存に役立つなどの事実)で定義しようとする倫理学の立場。快楽主義・功利主義はその代表例。 ②文学で、理想化を行わず、醜悪・瑣末なものを忌まず、現実をただあるがままに写しとることを目標とする立場。19世紀末頃フランスを中心として起こる。自然科学の影響を受け、人間を社会的環境と遺伝とによって決定される存在と考えた。ゾラ・ハウプトマンなどがその代表。日本には明治後期に伝わり、田山花袋・島崎藤村らが代表。 ③マルクス主義などの芸術論において、瑣末な事実の忠実な描写にこだわり、本質を見失うような創作方法。→リアリズム⇒し‐ぜん【自然】

広辞苑 ページ 8684