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した‐おれ【下折れ】‥ヲレ🔗🔉

した‐おれ下折れ‥ヲレ 草木の茎・枝などの、折れて下に垂れたもの。源氏物語藤袴「いとかじけたる―の、霜も落さずもて参れる」

した‐が🔗🔉

した‐が 〔接続〕 だが。であるが。けれども。狂言、茶壺「―、あの者も舞ふか」

した‐がい【下交】‥ガヒ🔗🔉

した‐がい下交‥ガヒ (→)下前したまえに同じ。宇津保物語俊蔭「君の御―のおくびに」↔上交うわがい

したが・う【従う・随う・順う】シタガフ🔗🔉

したが・う従う・随う・順うシタガフ [一]〔自五〕 自分より強大なもの、不動・不変なものの権威や存在を認め、自分の行動をそれに合わせる意。 ①後について行く。随行する。源氏物語玉鬘「―・ひ来たりし者どもも類にふれて逃げ去り、もとの国に帰り散りぬ」。「夫に―・って海外に赴く」 ②さからわない。意のままになる。 ㋐相手の言うなりになる。命ぜられた通りに行動する。源氏物語帚木「かうあながちに―・ひおぢたる人なめり。…かばかり我に―・ふ心ならば」。「忠告に―・う」「老いては子に―・え」 ㋑降参する。屈服する。源氏物語「いみじき験者どもにも―・はず執念しゅうねき気色」 ㋒動かされるままに動く。まかせる。拾遺和歌集「秋の世に雨と聞えて降るものは風に―・ふもみぢなりけり」。「風にまかせ浪に―・ってただよう」 ㋓(川・道などに)沿う。その進む通りに行く。西大寺本最勝王経平安初期点「崖に循シタガひて行く」。「道に―・って進む」 ㋔(「遵う」とも書く)(慣例・法規などに)ならう。よる。違反しないようにする。平家物語1「生死のおきてに―・ふならひ」。「定説に―・う」「多数決に―・う」 ㋕応ずる。順応する。源氏物語夕顔「なほもて来や。所に―・ひてこそ」。「実力に―・って問題を与える」「時のたつに―・って記憶は薄れてきた」 ③従事する。その事にたずさわる。問はず語り「あけはてぬれば、さてしもあらねば参りて御前の役に―・ふに」。「業務に―・う」 [二]〔他下二〕 ⇒したがえる(下一)

広辞苑 ページ 8719